ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

『-異能-』感想

こんにちは、とこーです!

いやぁ、久々にラノベ買うと読書が止まりませんねー!

私の通っている学校はそろそろ入試の休みなのでその間に試験勉強(主に数学)しなきゃいけないんですが、これは進まないなぁー!

さて、ということで今回は-異能-の感想を書きたいと思います。

―異能― (MF文庫J)

―異能― (MF文庫J)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではいきます。

この作品はタイトルを見た時から買うと決めていた作品でした。

そもそもタイトルとあらすじを見て買うことが多い(というかそれしかない)のですが、今作についてはこの潔い2文字でのタイトルを見た瞬間惹かれましたね。あらすじ公開される前に多分ツイートしてます。

で、あらすじが公開されて読んで、改めて楽しみになった作品でした。

主人公じゃない。

そんなモブの物語として幕は開きます。ありがちといえばありがちです。

ですが語り口調のテンポが上手く、ありがちでテンプレな雰囲気を感じませんでした。

とはいえあまりよく分からない中、ストーリーが進みます。

しかもアカと戦うことになる。

『は? は? は?』って感じでストーリーが強引に進んで、しかも主人公は覚醒すらせず、ろくな戦いすらなくあっさりやられます。

理解できないまま、今度はアカの視点に。

盲目の少女との話があり、なんとなく『なるほど。本当はアカの話なのか』と理解しようとしました。特別だったけど彼にとっては、サコの方が余程主人公だった、みたいなオチかと。

でも、そんなアカも死にます。

マジで意味わからんのです。

それでもストーリーは進む。

今度は月摘さんのお兄さんの話でした。警察としてこれまでの殺人を追って行きます。

そのあたりでようやく理解します。これはそうやって、主人公が変わっていく物語なのかもしれない、と。

現に、月摘のお兄さんの話の後には轟の話になります。

強者の話とか、諸々全部はちゃめちゃな考えだろうとは思いましたが、こういう色んな人を主人公として描く、同じものを舞台にした小短編なのだと感じ、受け入れることが出来ました。

そしてその後もこれまで、登場した人物がことごとく死んでいきます。

その都度、勝利した側が主人公となって生きていく。少しずつ人数が減っていくのを見れば、流石に月摘本人にたどり着くのだろうと理解してました。

月摘のお兄さんも少しずつ謎に迫っていく。そうしていくうちに遺体に残った言葉がヒントとして読者に提示されました。

 

そんなこんなで最後の最後。

八色と月摘の勝負で、ようやく謎が明かされ始めました。

大迫が生きている。

それが決定的になったとき、これまでの黒幕が登場。危機に陥るわけです。

この部分だけ取れば、ヒーローの帰還とラスボス登場。あまりにもありふれたものに思います。

でも、この作品にはそんなありふれた雰囲気はやはり、微塵もないのです。序盤で混乱し、中盤で謎に落とされたなか、終盤になったからと言って冷静になれるはずがない。

手に汗握るに決まってます。

ラスボス視点の話が進み、どんどん追い詰められる。

その時、ばっちり登場する主人公。

なるほど、確かに自分がモブキャラだと思っている人が自分が主人公だと自覚するのは今のライトノベルには多いですし、ポピュラーです。

でも、それまでの過程。そして、戦闘シーンでの主人公によるこれまでの語り。

それはライトノベルというにはそぐわないほどくらいに熱く、不思議なものでした。

。。。大袈裟だと思うじゃないですか? でも読めばわかると思うんですよ。

ガチで凄いんですって。

色んな人になってきた大迫。

だからこそ主人公になる。

ただ見てきただけじゃなくて、彼はしっかりと『なった』し『鑑みた』んです。

もうヤバいんですよ、そのシーンは。

 

何よりやばいのはね、P312の一連の勝利シーン!

別にひとつになったわけじゃない!

彼は彼で、作中の言葉通りいえば

『本当に祐樹君』なんですよ!

痺れるのなんのって。

そんで、だからこそ死んだ彼ら彼女らために生きるんじゃなくて自分の人生を生きて、主人公になって、で言うんですよ!!!

最後の最後も良かった。これは全体通して読まないと分からないと思います。

 

 

 

で、その後。

自分、手が乾燥してるものでページを上手くめくれないときがあるんですよ

だからP323のあと、すぐあとがきに入ったのに気づかなかったんです。だって自然じゃないですか。

なのに。あろうことか!

最後の、本当にいい感じのセリフで終わるところを、わざわざ橘さんの死体の話を数行いれるんですよ!

センスが半端なくないですか!

マジいいです!

 

 

 

と、語りすぎた。

-異能-読んだ感想としては、やはり僕の名作センサーは僕的にはバッチリ正しいなぁということです。

となると、来月に控えてる2作もくそ楽しみですな。。。。!

さて、では今回はここまで!

読んでくださってありがとこーざいました!

『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1』感想

こんにちは、とこーです!

ついに発売しました、よう実2年生編!

ということで、もう今回は早速、2年生編の感想を書いていきたいと思います。

これ書き終わったら異能とたんもし2巻を読むんですよ(1巻の感想は前にHPに書かせていただいたので省いてます)。

最近のMF文庫はなかなかに好みな作品があって最高です。

まあそれはともかく、書いていきます!

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1 (MF文庫J)

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1 (MF文庫J)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

とにかく読んでて手に汗握るのがよう実の魅力ですが、前巻11.5巻を経て、2年生編となった今回はやはり面白かったです。

お話はあらすじの通り、一、二年でペアになる学力テストでした。明らかに綾小路を潰すためにしか思えないルールなんですけど、色々と大丈夫なの? と思います。

ですが、そんななかでもこれまでと同じ感じで堀北含むクラスのこともストーリーに巻き込まれていて、単純にホワイトルーム生との勝負だけということにはならないのかなぁーと感じます。

実際、堀北の成長は凄まじいですね。というかD組ツートップがなかなかに逞しい。そういうのを読んでても、1年生編での諸々の出来事が思い出されてグッときましたら、

 

話はうつって対1Dの話へ。

宝泉をトップとして、七瀬がその補佐的になっているようです。

宝泉はくそ悪そうな見た目で、それにぴったりの行動をしてたので納得しかありませんでした。見たまんまのキャラなのね、みたいな。

一方、七瀬も概ね見かけ通りという印象を受けます。少し積極的なひよりに近い気もしましたね。

それにしては気になったことも言いました。

暴力については肯定だ、と。

それに宝泉が言われたくなかったこともあるらしいです。はてさて、それは1年生の間でのみ出されている、対綾小路の特別試験の話なのか。

どちらにしても七瀬に関しては謎の多いキャラでした。

何より最後に放ったセリフも気になります。

とはいえ、七瀬がホワイトルーム生というのはない気もします。なぜ彼女が1Dに選ばれているのかを考えれば何か問題があるから、という方がホワイトルーム生だということより自然な気がします。

まあ考察的なことを真面目にやる訳では無いですが。

 

そんなこんなで曲者の1Dに堀北たちは色々と働きかけ、駆け引きをし、その結果として夜に襲われることとなります。

須藤も堀北もぼろ負けのなか、ナイフを取り出す宝泉に屈することも無く、自分から刺されに行くとか尋常じゃないですね。

しかも痛みとか関係なく脳内で計算してるし。ホワイトルーム生は色々とおかしいのでは?

見事宝泉たちの策略を読み切った綾小路はテストを乗切り、更に情報を掴みます。

そしてテスト本番。

堀北の指定した教科で綾小路はあっさり満点を取りました。その他も70点くらいって、半端ないんですよね。

全教科70点でも充分高い学力といえるわけで、そんな中やってしまった以上、今後綾小路に色んなことが起きることは間違いありません。

学力はもちろんですが、須藤の前では喧嘩的なところも見せてしまった以上、須藤とのアレコレもある気がします。

というか今回の綾小路の行動やら、OAAやらで覚醒するキャラもいそうですね。

2巻以降も熱いこと間違いなしです。

 

それから、他の1年生について。

今回メインだったのはD組と天沢でした。

八神と櫛田のコンビは今後何かある気がします。櫛田って綾小路に敵意持ってそうですし、過去のこと使えば容易く脅せる気がしますし。

他のC組については、今回は申し訳程度の登場でした。

ただ今後は参戦してくること間違いなしです。

1年生の実力者が全員綾小路を狙ってくることは間違いなしでしょうし、綾小路の俺Tueeeが存分に発揮されるかもですね。

 

今後へのワクワクが高まる今回でした。

結局ホワイトルーム生をつきとめられませんでした。

ということは、約束とは別に撤退させるような手を考えることになるのか。。。?

どちらにしても2年生編と無茶苦茶熱い!

次回も楽しみです!

 

 

 

それではここまで。

なんかダラダラと書いてしまいました。

支離滅裂ですみません。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『その日、朱音は空を飛んだ』感想

こんにちは、とこーです。

学生であるところの私は、合唱コンクールの練習をせねばならず、なかなか読書から離れておりました。

小説家になろうの作品をちらほら読んでいたので、またいずれそのお話を。

今回は『その日、朱音は空を飛んだ』の感想です。

その日、朱音は空を飛んだ (幻冬舎単行本)

その日、朱音は空を飛んだ (幻冬舎単行本)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでははじめます。

朱音の自殺。

それに関する様々な人物の対応が描かれたお話でした。

個人的な印象としては、三人称視点が得意では無いので若干読みにくさを感じました。

ですがそれ以上に、1話1話と読み進める毎に感じる胸の苦しみが手離せませんでした。

 

いくつかの話はありますが、やはり1番胸に来たのは朱音本人の話でした。

素直に、純粋に彼女に共感を抱きました。

高野のことを大切にし、信じ、求め、尚も見放されそうになった時に死を武器とする。そんな彼女が否応なしに自分と重なりました。

正直、話の持っていき方からして『なんだかんだ外野は考えるけどそもそも理由なんてない』のかと思っていました。

でもそんなことはありませんでした。

彼女は明確な意志をもってこれまで自殺未遂を繰り返し、そして、最後には自殺したのです。

そう考えると、夏川の行動が忌々しく思えます。最後のエピローグまで読んでようやく分かったこと。

紡がれる話の全ては、夏川が『生きている人のための世』のために真実を曲げたからこそ成り立ち、朱音の滑稽さすら表しているように感じました。

多分、朱音に感情移入したから、こんなに苦しいのでしょう。言いようも無い感情が、読んでからずっと胸の内で蹲っています。

 

多分、朱音に死んでほしくなかったわけではないのだと思います。むしろ、死ぬことによって何かを変えられることを示してほしかった気さえします。

最後には高野が愛してくれるのでは。朱音の独白にも似た章はそんな期待を駆り立てました。

川崎朱音にとって、川崎朱音は世界に勝利するための単なる駒に過ぎなかった。 P393.L11

この言葉が、異様に残っています。

むしろその前までの賞の話が吹き飛ぶほどでした。

美しくて、たまらなくて、今もまだ魅せられています。そして悲しくてどうしようも無くて、ため息もついています。

最後のページ、タイトルに付け足された

『だから何?』

これはきっと色んな人達の思いなのでしょう。

この作品は最終的に、自殺なんかしても何一つ変わらないという現実を明確に描き切りました。

切ないなぁと思うのは、僕の心が未熟だからなのかもしれません。

でも、どうか高野の心に朱音がいてほしいと願うのです。たとえ朱音がどんなに利己的な人間でも。

 

それではこれで終わります。なんか暗い話になりました。

久々の更新がこれとか。。。。

ともあれ、もうすぐラノベの方で更新も出来ると思います。楽しみにしている方がいるかは知りませんが、ぜひご覧下さい。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク7』感想

こんにちは、とこーです。

やはり、というか冬休みの最後の最後にぼくたちのリメイク7巻の感想を書くことにしました。

ちょいメンタルが死んでるのでらんぶんになりまくりなのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

九路田との動画制作勝負が佳境に突入し、いよいよ勝者が決定した今回でした。

冒頭でいきなり『え? え?』ってなる引きをした上で、そこから何人もの視点を使って物語を進めていくのは、ほんとに引き込まれました。

すこし視点変化が多すぎな気もしましたが、そのおかげで『あー、同タイミングで起きてるんだなこれ』という体感もでき、そういう意味では時間をとても感じさせるお話でした。

 

九路田のことについてもきっちりと掘られ、そうしていく中で彼の情熱のようなところがとても伝わってきました。

九路田の言いたいこともよく分かるし、共感できる。むしろ彼を応援したいくらいには共感しました。

主人公と彼との関わりは、僕が好きな男の対立みたいなところがあって、燃えました。お互いに分かりながらも敵視する感じ、なかなかに好きです。

多分、九路田は制作として天才で、一方の主人公はそうじゃないんだなぁと感じます。主人公にあるのは情熱。それも、身近な才能を輝かせたいという。

 

そして、勝負は決します。

クオリティでは完全に九路田たちの勝ち。

けれどニコニコ動画というメディアを上手く利用した主人公たちの勝ち。

そして今回の勝利で、主人公は3人をプロへと押し上げることに成功します。

自分が壊しかけた才能を輝かせることに成功した主人公。

だからといって展開が明るさを帯びていないのが胸に残りました。

主人公たちが勝った。あのコメント星の挿絵には涙が出ましたが、実際のところ、主人公たちの勝利についてはそこまで感動しませんでした。それほどまでに不穏な空気が流れていたからです。

靄のかかったなか、3人がプロへと飛び立っていくシーンに辿り着くと、辛さや寂しさが押し寄せました。

 

皆のためにやって、結果誰もいなくなって寝てるってキツすぎな展開です。

けれど制作という立場なら必ずぶち当たるものだとも感じました。リーダーを雇おうとするプロなんてなかなかいないですし、そもそも主人公には情熱があるだけですから。

 

自分にとってのものを作ることがなんなのか。

そういうことを考えて、自分自身をリメイクしていく次回以降がとても楽しみです。

寂しさには胸が打たれましたが、それ以上に最後の3行は胸に来ました。

更に、河瀬川もちょこちょこ悩んでるようですし(今回で少しはマシになった部分もありますが)、そう言うところが深堀されていく気がします。

 

それではこれで終わりです。

学校、やだなぁ。。。。。

まぁ、頑張りますが。

このブログの更新頻度は落ちますが極力続けて更新しますので、お暇でしたら他の作品の感想なんかも見てくださるととても喜びます。それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク6』感想

こんにちは、とこーです。

今回はぼくたちのリメイク6巻の感想を書いていきます。

7巻を買い忘れるという痛恨のミスをやらかしたとこーは若干凹みながらのカキカキとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

今回はなんといっても貫之回でした!

ナナコと共にいざ、貫之のところへ。

仲間を迎えにいくというのは燃える展開ですが、かといってそう上手くいかないものです。

それでもようやく対話できたときの熱さといってらもう、すごかったです。

なにより、主人公が貫之をよく見てる。

メモを持ってたことから情熱が残ってることが分かるとか、どんだけ見てるんだよっていう。

そんだけ見てるのに友達とか仲間みたいな関係じゃなく、創作の関係として必要とするのがよかったです。

友達と創作の関係が混ざりあってるからこそ、主人公は先生には言われるわけです。

主人公が何を考えているのかまだ分からないので分かりませんが、結構主人公はやばいところがあるというか、全部抱え込もうとしちゃうようなところが危険な気もするわけです。読んでても無茶苦茶ヒヤヒヤします。

実際、シノアキを敵チームに送って成長を、とか言ってますけどそれはそれで結構残酷なことな気もしますし。

 

貫之のお父さんにも示唆されていますし、今後更なるバッドエンドもあるような気がして怖いです。

3巻のあれを超えるんだとしたら、心がもちませんよ。。。

ていうか、川越の未来が確実に変わっちゃってる時点で危険で仕方がないんですが。ちょっと主人公に依存しすぎな気もしますしね。。。。。。

そういうところからなんか出てきそうな気がします。

 

ラブな要素については、完全にシノアキではなくナナコの方に偏ってました。

敵チームだから仕方がないんですけどね。シノアキがヒロインとして強すぎた気もしますし。

あとは、やっぱり恋より創作っていうところも天才たちのリアルなのかなぁって気分でした。なんだかんだ、シノアキが一番天才気質な気もしますし。

河瀬川の恋心もちょっとずつ育まれてるので、もっと本格的にヒロイン戦争が始まるのもすぐかも。。?

 

 

というところで終わりにしたいと思います。

冬休みの更新はこれが最後かなぁ、と思いつつあります。ぼくたちのリメイクの7巻を明日買ったらすぐ読んで書くかもしれません。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク5』感想

こんにちは、とこーです。

ここ数日の更新頻度の高さに自分でも笑いそうです。社会人の皆様はもうお仕事が始まってらっしゃると思うので更新のタイミングに少し迷っております。

今回はぼくたちのリメイク5巻の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでははじめます。

2007年に戻って、動き出していくことからはじまりました。

時間移動を経た主人公は、自分がゲームの中にいるという考えを持ってやり始めることとなります。

なかなかに痛い話ですが、実際にそういう風に見てもおかしくないような気がします。

そうして、変化した主人公はシノアキのモチベーション向上のための手を考えます。

それが未来で出会った斎川さんと出会うことで刺激を受けてもらう、というもの。

そのために斎川さんへの接近を試みます。

その過程で九路田と知りあい、不穏な噂を聞いていきます。

やめる、という言葉から貫之のことを思い出していくこともあり、やはり全体として靄がかかったような暗さがあったお話でした。

 

少しずつ前進しつつある。シノアキと斎川さんも知り合い、関わるようになります。

が、それが決定的なものにはならない。

ナナコの音楽制作もなかなか進まず、ニコニコ動画への投稿動画は決定的なものを掴めません。

そのモヤモヤは一、二巻までにあったような熱くて勢いのあるストーリーにはないもので、けれどもそれはそれでクリエイターっぽさがある気がしました。

 

シノアキを九路田のチームに入れる決断はすごかったです。

そこまでするか、とすら思いました。

未来では奥さんにすらなっていて、これまで一緒に作ってきていた仲間が別のチームに行ってしまっても信じて、期待できる。

そんなところは主人公の情熱のなせる技であるように思いました。

 

3巻なんかは特に、クリエイターものがある割に恋愛要素が強烈だったのですが、今回はだいぶ抑えられていた気がしました。

もちろん恋愛要素もあるにはありますけどね。可愛いなぁって思うシーンもありました。

けれどもしっかりとした軸が作品、そして主人公を貫いている感は感じました。

恋愛が混ざるのもいいのですが、その一方でクリエイターものとしての色がぶれてしまうものもあるので、そういう意味ではすごいなぁと感じます。

 

そして、最後。

とうとう主人公は決断します。

九路田と主人公が話し、そこで制作としての考えの共通点と相違点がはっきりと示され、主人公が前に踏み出すわけです。

もうこの先の展開ばかりはなんとなく読めますね。

友情展開ですよ、きっと。僕の大好物なのです。

 

 

それでは今回はここで。

読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク4』感想

こんにちは、とこーです。

起きたら学校がある気がして、最近、眠れなくなっています。

さて、今回はぼくたちのリメイク4巻の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

未来へと行った主人公はそこで、過去との違いに戸惑うところから物語ははじまります。

シノアキとの結婚、そしてシノアキが絵を辞めた事実。そしてN@NA、川越はほとんど消えてしまっている。

完全にその世界はバッドエンドで、そんな世界で主人公は無力に過ごすしかありませんでした。

しかし、クリエイター業界に入って、安定した仕事につけているし、可愛い奥さんもいるし、ある意味ではハッピーエンドです。

そんな世界で歯車が回っていきます。

終始痛みに満ちていました。前巻でどん底に突き落とされ、更にそこで踏まれているような苦しみです。シノアキとのイチャイチャも、不吉で不穏なものでした。

というか、冷静に考えて、突然同級生が奥さんになってたらびっくりしますよね。

 

痛みを抱えながら、尚も生きていく主人公。そんななか、河瀬川のピンチの1報が届きます。

どう考えてもやばい状況。それでも何もしない主人公の行動は、貫之のことを思えば当然のようにも思えて、だからこそ心が締め付けられました。

そんななか、主人公の背中を押したのはN@NAの動画でした。涙無しには語れなかった。主人公が報われ、そして情熱を取り戻した瞬間でした。

問題解決の後、河瀬川にも肯定され、そしてようやくこれまでの勘違いに気づきます。

そして、そんな彼の元にケーコさんが現れます。

なんだか主人公も当然のように理解して、『戻る』らしい。

てっきり、今度は2018年で仲間たちを再集結させてやっていくのかと思ってました。まあそれは無理筋すぎますね。

 

戻ることが決まり、そこから主人公はシノアキと日々を過ごします。

シノアキが絵を描くようになってくれたシーンもまた、涙が出ました。2018年の主人公の情熱が届いたように思いました。

 

 

かくして2007年に戻る主人公。

ぼくたちのリメイクというタイトルも回収し、あとは次回に続くといったところです。

さてはた、主人公は今後どうしていくのか。

情熱が武器となった主人公はもう3巻のようなことはせず、ひたむきにやってくれると信じています!

 

 

 

それでは今回はここまでです。

読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク3』感想

こんにちは、とこーです。

嫌で仕方ない学校が近づいており、正直なところ泣きそうです。

そんななか、現実逃避のために必死にラノベを読んでおります。

今回はぼくたちのリメイク3巻の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

『なるほど、これまでに2人の成長が描かれたし、次は貫之成長回だな。あ、でも河瀬川もくるか?』

というのが読む前の予想でした。

と、いうのも河瀬川姉妹のどちらかが川越だと思っていたんです。貫之はそのライバル的な感じでいるだけかなー、と思ってたんですよ。ゲームとかなら、複数ライターっていうのもあるでしょうし。

が。

そんな予想していたクリエイター×青春みたいな展開はぶち壊れてました。

予想を遥かに超えていたと言っていいです。

序盤、そして中盤にかかって青春をしながらもゲーム作りのためにあれこれしていく主人公の姿は、2巻で見せたようなかっこよさがあり『あー、こんな感じで進むのかぁ』と思いました。

けれども、そんなことはなく。

主人公はどんどん走っていくわけです。

妥協を押し付けて、えげつないぐらいにクリエイターの意見を聞かず。

読んでてもないだろ、と分かるぐらいには酷くて、けれど確かに現実的な気もする話で、お腹の中でずっともやもやが蹲りました。

そのもやもやはラブな要素なんて吹き飛ばしてしまいます。

繰り広げられるヒロイン戦争みたいなものに苛立ちさえ覚えました。どんどんと不穏な沼に読者諸共引きずり込んでしまうような気がしたのです。

 

そんな主人公が先生と話した時に発したのは、1巻において主人公以外のグループの製作が言っていたことでした。

ずどーんと刺さるように絶望が押し寄せた気がしました。けれども、そういうのはよくあることです。尺的に見てもまだあるし、きっとこの後主人公は過ちに気づくのだろうと、そう思っていました。

が、そうならずに突き進みました。他の3人の意見が潰されていくのは、胸が苦しくなりました。なのに気づかず進み、そして成功してしまいます。

 

そして。

成功した主人公にようやく、満を持して絶望の波が押し寄せます。

貫之が大学をやめ、そして川越のペンネームを使おうとしていることが明かされるシーンの苦しさと言ったらなかったです。

涙が流れる流れる。半端ない苦しさでした。

そもそも貫之がそうなんだ、とさえ思っていなかったので読んでいるこちらでしてはよりやばかったです。

 

で、謎の展開が繰り広げられます。

もうそこからは『え? え?』の繰り返しです。訳分からんですよ、ほんとに。

次回からは現代編ってことなんですかね。。。

リメイクのリメイクってこと??

謎が尽きないラストでした。

 

 

 

面白い、の一言です。はやく次巻が読みたい(前回も言いました)。

今回はここまでとします。毎度の如くつまらないあれですみません。しかももうすぐ学校なので読書量も減ってしまうという。

テスト嫌だぁーーー。

そんなわけで読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク2』感想

こんにちは、とこーです。

今回もぼくたちのリメイクについての感想を書いていきます。

本当に面白い作品でして、なぜ最初から追っかけてこなかったのか、悔しいくらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

1巻を経て、新たなメンバーを加えたメンバーでの課題に取り組むところからストーリーが始まります。

楽しげで熱い展開になっていく。。。と思いきや、ナナコについての話で問題が発生します。

ナナコが歌い手のN@NAになるんだろうな、とはさすがに名前からして読めていましたが、彼女の成長ストーリーがここまで燃えた展開になるとは思いもしませんでした。

演技の方に行って、実際の歴史と変わっていっちゃうのかな、とさえ思っていましたが、そうではありませんでした!

発表、カラオケでズタボロになったナナコを主人公が支援。しっかりと問題を解決し、それだけでなく10年後から来たという強みを生かして応援する。その展開はとにかく熱い!

 

更にさらに。

サークルでの文化祭の活動は青春って感じがしてよかったです。

クリエイターものだからといってそれだけに偏るのではなく、学生らしさもしっかり描く。最高です。

しかもメイド喫茶でキャラの思わぬ一面が垣間見れたり、キャラ同士が急接近したりするわけですね。

実際シノアキと主人公との距離も急接近しました。

青春と言えば恋!

これまで、ラッキースケベ的な要素こそありましたが恋の要素はそこまで強くありませんでした。

ですが、今回はそれが強く出ています。

僕としてはこの作品では関係系の尊さやキャラの可愛さこそあれど、萌えのようなものは感じていなかったのですが、こう急接近があると否応にも萌えを感じざるをえなかったです。

クリエイター要素だけでもおなかいっぱいなのに恋愛要素とか、強すぎですよ、全く。

しかもラストには友情っぽさが。

男の友情、だというのか!?

3巻が楽しみすぎます!!!(多分すぐ読みますが)

 

ということで今回はここまでです。

先程、ブログタイトルを変えました。

ライトノベルにありがとこー』を今後ともよろしくお願いします。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『ぼくたちのリメイク』感想

こんにちは、とこーです。

最近、ブログの名前がパッとしないのでもう少ししたら変えようかなぁと思います。もしかしたらこの記事投稿後に変えるかもしれません。

今回はぼくたちのリメイク1巻の感想を書いていきます。

アニメ化も決定したということで読んでみましたが、ほんとに面白い作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

ストーリーはタイムリープ×クリエイター。

転生するわけではないのが肝ですね。しかも俺TUEEE的なものでもなく、むしろ初っ端から劣等感に包まれてる仄暗さすらあるストーリーです。

が、クリエイターものとしての熱さが抜群。

SHIROBAKOとか好きなのでこういう熱いクリエイターものはばっちり性癖にはまってる自分としては、もう最高でした。

しかも、そこにタイムリープ要素を加えることで主人公の苦悩に共感しやすくなっているように感じました。

三大スターともいえる三人が一体誰なのか、と考えながら読むのもまた楽しいです。個人的な推測としては。。。。というのはありますが考察は苦手なのでこの場ではやめておきます。

 

とにかくストーリーからして熱くて性癖ど真ん中なんですが、何がいいってそれ以外の文章です。

ずば抜けた美しさとかではなく、本当にするっと受け入れやすい文章。そして熱い展開に見事にマッチした雰囲気。

これは、この作品にぴったりともいえる気がします。

2006年とかまだ自分、幼稚園にすら入ってないんで当時のネタとかについてはさっぱり分からないのが惜しいくらい。

 

いつもライトノベルとかを読んでると間隙的な部分を感じることがあり、そこが退屈かそれとも面白いかによって結構ライトノベルの善し悪しが決まるなぁと思ってるんですが、この作品はその間隙もばっちり面白かったです。

クリエイター要素、学生要素なんかがあってフレッシュな空気もあり、ノスタルジックなエッセンスも感じたのが良かったです。

 

 

このシリーズも無茶苦茶面白かったです。

2巻もどしどし読んでいきたいと思います。

『生徒会探偵キリカS1』感想

こんにちは、とこーです。

冬休みももうじき終わりということで、これまでのようなペースで読書できないことへの絶望を感じながらも、生徒会探偵キリカS1の感想を書いていきます。

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者:杉井 光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

ボケとツッコミの応酬、政治的なお話というこの作品の特色はそのままに新シーズン突入というにふさわしい内容でした。

話は前回の続き、生徒会長選挙が終わり、主人公が副会長に就任したところからです。

中央議会と朱鷺子さんについてのお話がまず前半でした。

朱鷺子さんが実は嫌われている疑惑浮上。そして不穏な雰囲気が出てきた訳ですが。

そこで明かされる真実はとても素晴らしいものでした。決して誰かを傷つけるわけではなく。

そして、それは第九のオーケストラの話でも同じ。

真実を明かしても誰かが傷つくことがない。

今回は真実を明かすことによって誰かが傷つくことがなく、ゆえに主人公も真実を伝えるために策を弄さずに済む。そんなストーリーでした。

 

ラブ要素も思えばこれまでもそれなりにありましたが、改めて、ラブ要素もまた強くなっているように思います。

キリカ、可愛すぎじゃないですかね。

というか、後半の第九のお話と言い、今回は前回のお話を受けた、アニメ第2期的な感じでした。

そういうの、僕、大好きですよ。シーズン2的な展開。普通に続くよりそっちのほうが好きなのです。

 

会長のやばさはそのまま、さらに突き抜けて別の本を(物語ではないのに)出してしまうという訳の分からない偉業まで果たしていました。

これ、もっと話題になるべきなのでは? 

 

ラノベの突き抜けている感じ、講談社ラノベ文庫さんも最近結構出てるんですよね。公園のあれとか、なかなかにやばい作品を出すのは好みです。

 

 

 

と、そんなわけでここまでです。

Sの方からはしっかり追っかけていきたいので今からワクワクしています。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『友達の妹が俺にだけウザい③』感想

こんにちは、とこーです。

冬休み前にストックしていたラノベをとうとう読み切りました。

その最後を飾るのがいもウザ3巻です。

4巻出るまでは読まないようにしようかとも思っていましたが、やはり読みましたので感想を書きます。

友達の妹が俺にだけウザい3 (GA文庫)

友達の妹が俺にだけウザい3 (GA文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、いきます。

2巻を読んでからしばらく経っている作品で、なんとなく雰囲気を忘れていましたが序盤のムードで一気に思い出しました。

『あー、これよこれ』っていう感覚でした。このテンションの感じは、地の文が面白いからなんだなぁと感じました。

最序盤から飛ばしていく感じの笑いは、ほんとに面白かったです。ラノベ然としている、というか求められている面白さを分かっているって感じがしました。

そうして、展開が進んでいく中で垣間見るのは5階同盟のメンバーの才能への主人公の考えです。前回に引き続き、そして前回に引き続き以上にその才能についての思い入れのようなものの描写の厚みも増しているように思いました。

友達であるオズについては、なかなかに多くのものが明かされたように思います。改めて、主人公の凄さのようなものも感じました。

 

と、それはともかく。

彩羽のうざかわいさが半端ない。

うざかわいいというか、本人はからかわれてるように思ってるけど回りはそうは見えてないよ、みたいなストーリーって最近ちょこちょこ漫画でありますけど、やっぱり文章でそのテンションを描ききり、可愛さを表現できていてすげぇ、と思いました。ラノベとかアニメのジャンルであることを上手に利用している感を感じました。

 

そして主人公の効率への考え方は今回も変わらず。

やっぱりしっかりかっこいい主人公ですよね。ヘタレなところもありますが、それはそれ。かっこいいが求められる場面では当然かっこいい。それは、チラムネの千歳朔なんかにも通ずるところがあるように感じます。

ちょっと照れるところと半端なくいい。可愛さを含んだかっこよさは最強。

そうしてラストの方ではついに反撃(別に戦ってる訳では無いかも)に転じます。その手法のくだらなさはラブコメのコメが超強い感じです。かっこよくて泣けるシーンで、なのにコメ要素もあるっていうラノベらしさがふんだんに詰め込まれてる気がしました。

 

 

で、最後の切り方ですよ。

やっぱり4巻まで待つべきだったかも。。。と後悔するほどでした。

あと数ヶ月ですので耐えますけどね。。。

それでは今日はここまでです。

読んでくださってありがとこーざいました!

 

『生徒会探偵キリカ6』感想

あけましておめでとうございます、とこーです。

2020年が始まりまして、新年早々ブログをやっていきたいと思います。今年中に総PVで1万超えたいという野望を抱えながら!

ということで今回は生徒会探偵キリカ6巻の感想です!

とりあえずこの巻が一段落、ということです。最近s1というのが出ていたのでシリーズ再開ってことだと思いたいのですが。

生徒会探偵キリカ6 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカ6 (講談社ラノベ文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

 

待ちに待った生徒会長選挙でした。

打倒会長という野望は以前から主人公が持っていたもので、今回はそんな野望が爆発してすごいことになるのかな。。。

などと思っていたのですが。

爆発とかの話ではなかったですね、今回は。

なんだか終始心臓がバクバク鳴ってました。s1のあらすじとか見ちゃってて、なんとなく顛末は予想出来ちゃいましたが、それでも半端なかったです。

 

結局、いざとなったときにまだ迷い続ける主人公。勝ちたいとは思っても、そのやり方にピンと来ずにいる感じは、読んでいて、闇に沈んでいくみたいな気分になりました。予想としてはすっごい爽快感のあるストーリーになるのかな。。。? と思っていたんですが、そういうのとは違っていて、逆にその予想をはずれた感じがドキドキを加速させました。

中盤、主人公が朱鷺子さんと美園さんの結託を提案したところはおお! と、思いましたが如何せん会長はそれを超える凄まじさでした。

政治についての超長い語りは、軽くドン引きしましたね。講談社ラノベ文庫のかの革命家のラブコメを読んだ時以上のドン引きでした。

なんだか読み進めれば進めるほどに会長の凄まじさばかりが露呈する今作でした。主人公を副会長に指名するところは、息が止まりました。予想は薄々してましたけど、とんでもないなぁ、と感じました。

生徒会探偵が凄く軽くなってるな。。。と思わせておいて、その生徒会探偵の要素を一気に利用して、キリカと主人公にフォーカスする終盤は圧巻でした。キリカだけじゃない、主人公が助手であったことにも、ちゃんとした意味があったんですね。

まあ、それにしても会長は頭おかしいくらいに凄くてドン引きなのですが。

 

最後の最後にキリカと主人公が話すシーンは、とても微笑ましいものがありました。この巻が最終巻だと思って読んでいたら、多分もっと別の感じがあったんだろうな。。。と思うと、この作品との出会いが遅かったことが悔やまれます。

 

生徒会探偵キリカの生徒会要素、探偵要素を共に充分活かしている作品でした。これまでほどの爽快感がなかったのは少し残念でしたが。。。

S1以降は今後どのようになって行くのでしょうか。

年も明けましたので数日したら買いに行きます。

それでは今日はここまでです。

 

改めて新年のご挨拶をさせていただき今回の〆とします。

あけましておめでとこーざいます。

今年もよろしくお願いします。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『生徒会探偵キリカ5』感想

こんにちは、とこーです。

いよいよ大晦日となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。自分はこの後、初詣へ行くため少し寒さが心配です。

今回は生徒会探偵キリカの5巻を読んだのでそちらの感想を書いていきます。

生徒会探偵キリカ5 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカ5 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者:杉井 光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/01/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

今回はようやくやってきた文化祭のお話でした。2巻の時から文化祭のために色々やっていたことを考えると、むしろ『あ、まだ来てなかったっけ』って思ってしまうくらいなのです。

そんな今作の文化祭は順調に始まります。薫くんが優秀すぎだろ。。。。という感じがあり、生徒会周りは大抵鬼の巣だなぁと感じました。

そんななか起きる七不思議のお話。キリカのなんと可愛いこと。駄菓子やら絵本やらについては文化祭で許しちゃうところも可愛いですが、お化けに怯えちゃうところも半端ないですね。可愛いの詰め合わせかよと思います。

また、そんなキリカが探偵としてスイッチが入ると一気に変わって、かっこよく決められる。そんなところが無茶苦茶かっこよかったです。可愛いを含有したかっこよさが最強なのはヒロインでも変わらないのです。

主人公の詐欺師パワーもどんどん成長してて、おいおいって感じなんですけどね。

 

そういうあれこれが終わり、今度は演劇部のお話に。

謎が色々と混ざっていき、ミステリっぽさを持ちながら文化祭が進んでいくのはこの作品っぽかったです。

ミステリっぽさがあって、諸々の事件が起きて、それでも主人公が文化祭を主眼に置いてるのもまた、よかった。問題の解決に集中してしまうのではなく、あくまで文化祭を成功させることが目的。そうやって詐欺師っぽく立ち回ってました。生徒会として成長しているなぁ、って感じました。

 

それから、ミスコン。

主人公も驚きながらも驚いてなくて、つまりそれくらいにはお姉さんがすごいって思ってるところがありました。

そんな彼は、けれども文化祭後にお姉さんを知ろうとするわけです。1巻の時点では決してありえなかった。この成長、というより変化がたまらなかったです。

 

かくして進んできた訳ですが、なんとなくの感覚としては次巻のための盛り上げって感じが強い巻だった気がします。

一応次巻で一段落しその後はS1だそうなので、次回、主人公がどんな風に奔走するのか楽しみにします。

てか、最後の会長のセリフはずるかった。あんなの燃えないわけないです。

 

 

と、ここいらで終わりにします。年末の挨拶及び新年の挨拶はまたTwitterであげると思います。

読んでくださってありがとこーざいました!

『生徒会探偵キリカ4』感想

こんにちは、とこーです。

もう前置きはなしでさっさと本題に入ります。

今回は生徒会探偵キリカの4巻の感想を書いていきます。Amazonでぽちったので、到着は年明けかなぁ、と思っていたらついさっき届いたので興奮しながらの感想となります。

生徒会探偵キリカ4 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカ4 (講談社ラノベ文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということではじめます。

体育祭を舞台として、主人公達が今回も奮闘する! というお話でした。

体育科vsそれ以外による全面戦争という、それはもう凄まじくてありえないくらいの熱狂でした。

そんな有り得なさがこの作品なんだなぁとしみじみ思いながら、整理していきます。

 

①主人公の盛り上がる理由

周囲がみんな盛り上がっている中、尚も乗り気になれない主人公。

もやもやのようなものを抱える彼ですが、それでも一応は言われたことはやります。

ただそれでは1巻初期とほとんど同じなわけで。

そんな主人公がやる気になる理由を見つけるシーンは胸熱でした。

 

②テンポがいい

前々からそうでしたが、今回は魔王さんの登場もあって無茶苦茶テンポがよく、ぽんぽん会話が読み進められました。

ワンパターンなツッコミではなくするための工夫も感じました。やっぱりライトノベルはスラスラ読める快感っていうのも、いいですよね。

 

③両軍のリーダーともかっこよすぎかよ

会長も魔王さんも互いに意味わからんくらいのリーダー力があって、かっこよかったです。会長をあそこまで追い詰めることとなった魔王さんの実力はもちろんですが、改めて生徒会長としての会長の実力を垣間見ることもできたように思います。

魔王さんの選手宣誓はほんとに涙がちょちょぎれました。最後のページのあれはずるかったです。

 

④頭も使うのがいい

ミステリ要素が学校行事に絡んできて、今回はこれまでとは雰囲気の違う推理感がありました。やはり推理はメインではないと思うんですが、そんなメインではない推理を生徒会探偵として存在させるからこそありうる面白さもあるんだと感じます。

ミステリ要素が例の壁の話にも繋がって、ぐっと掴まれた気分でした。

それから、体育祭の勝ち方もやばかったです。まったく予想出来なかったです。戦略バトルっぽさもまた、Goodでした。そういうの好きなんですよ、僕。

 

 

と、こんな風にまとめてみましたが、一言で今回のよさを表現するなら

キリカかわいい!!!

じゃないですかね。ほんと可愛い。口絵とか反則。

そういうことで今回は終わりです。明日も多分更新しますが、更新しなければこれが年内ラストとなります。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!