【これはいいラブコメ!】『好きな子の親友に密かに迫られている』【感想】
こんにちは、とこーです!
久々に連続して筆を執ります。今回はと言いますと……先日発売前レビューをアップした、『好きな子の親友に密かに迫られている』の感想記事になります。
めちゃくちゃ面白い作品なので、まだ読んでいない方はぜひ読んでくださいね!
1.あらすじ
まずは手短にあらすじを紹介しちゃいます。引用は角川スニーカー文庫さん公式サイトの作品ページから!
俺は、強く気高く、そして微笑むと誰よりも可愛い初恋の人――夜咲美彩に幾度となく告白をしては、毎度玉砕している。
そんな諦めの悪い俺の前に立ちはだかるのは、夜咲の親友・日向晴。そして肝心の夜咲はいがみ合う俺たちを微笑ましげに眺めている。こんなちょっぴり変わっているけど平穏な俺たちの日常は、とある一つの“誘い”をきっかけに徐々に崩れ始める。
「あたしのこと、全部好きにしていいよ。……美彩の代わりに」
潤む目。触れる柔肌。二人きりの部屋の中、熱に浮かされたような表情で迫ってきたのは、友達だったはずの日向で――!?
一途な初恋と抗えない欲望、その間で揺れ動く恋物語開幕。
分かりやすくするために別作品を出すと、『夢見る男子は現実主義者』に三角関係を織り交ぜたようなお話です。
特に主人公、蓮兎と美彩の関係は似てますね。ただ違うのは蓮兎が最初から罪な男なこと。そして、もう一人のヒロインである日向晴の存在です。
髙い純度の三角関係なので、もうそういうのが好きな方はぜひ読んでください!って作品です。
2.感想
めちゃくちゃ面白い作品だった、というのが率直な感想です。本作はWEB発の書籍化作品で、WEB版も少し読んでいたのですが……エピソードが加筆されたことで、主人公やヒロイン、そして三人の関係性自体をより愛おしく思えるようになってました。
何がいいって、まず最初に主人公・蓮兎の成長が描かれるところなんですよ!
作中だと結構さらっとイケメンで優男な行動をしちゃう罪な主人公なんですが、そんな彼が成長する過程をきっちり描いてくれるのがいいです。好きになれます。
そしてヒロインですね。二人のヒロインが登場するんですが、この二人がすごくいい……! 主人公視点でも可愛く見えるこの子たちですが、ヒロイン視点も差し込まれることでいっそう好きになれますし、応援したくなります。健気なんですよねぇ。
健気なヒロインのフィルターを通して見る主人公、蓮兎がほんとにかっこいいので、更にヒロインへの愛おしさが上がるっていう。やっぱりラブコメに必要なのはヒロイン視点だと思うんですよね。
そんなこの子たちを彩る挿絵もほんとによくて……しかも、どのイラストも結構アップ気味で、ぐっと迫られてる感があるんですよね。それも蓮兎視点でのヒロインたちの距離感を感じて……めっちゃいい! ちなみに、一番好きなのは最後の挿絵です。
3.気になるのは次巻
やっぱり気になるのは次巻。1巻の終わりがすっごく気になるところで終わってるんですよねぇ。プロローグ的な1巻だったからこそ、2巻以降の面白さはバク上がりすること間違いなしだと思います。
とはいえ1巻単体でもばっちり面白くてヒロインが可愛いので、ぜひ2巻が出る前に読んでいただきたいです! マジで当たりなので!
4.特典SSの話、していいよね……?
私、とこーは好きな作品のSSを回収したがる習性がありまして……。今作のSSは1巻本編の補完的な部分もあるっぽかったので、ちゃんと回収しました!
ネタバレはせずに感想を書くので、よかったら通販とかでゲットしてください!
【アニメイト】
『夜咲と相合傘』……美彩とのお話。美彩の感情の一端が見え隠れしてて、めちゃくちゃ好きになれるSSでした!
【メロンブックス】
『自分のものには名前を』……晴とのお話です。蓮兎のちょっとした行動がニクい!
それと同時に、晴のことがものすごく好きになれるお話です。
【ゲーマーズ】
『この気持ちの正体は…』……美彩とのお話。まさに本編の補完って感じです。2巻にも心情的に繋がってきそうな一編でした。
【とらのあな】
『日向とジャージ』……晴とのお話でした。4本のSSの中だと一番ピュア(体感)なSSです。直球で日向のことが好きになりますし、同時に蓮兎も好きになります。
個人的に一番好きだったのはメロンブックス特典でしょうか。
ちなみにWEB版をフォローしていた読者には発売前にSSも届いていたりしまして、そっちは美彩と晴の二人が好きになれるお話でした。これは多分いまフォローしても読めないので、いつか再びチャンスがくることを祈りたいですね。
5.まとめ
そんな感じで今回の感想記事は終わりです!
マジで面白い作品なので、ぜひ読んでくださいね!
今年ももうすぐ終わりなので、2023年に発売したラノベを振り返ったりする記事も書きたいなーって思ってます。ブログはだいぶお休みしてましたけど、これから復活していいたいですね。
そんな感じで、今回はここまで!
最後まで読んでくださってありがとこーございました!