『ぼくたちのリメイク3』感想
こんにちは、とこーです。
嫌で仕方ない学校が近づいており、正直なところ泣きそうです。
そんななか、現実逃避のために必死にラノベを読んでおります。
今回はぼくたちのリメイク3巻の感想を書いていきます。
それではいきます。
『なるほど、これまでに2人の成長が描かれたし、次は貫之成長回だな。あ、でも河瀬川もくるか?』
というのが読む前の予想でした。
と、いうのも河瀬川姉妹のどちらかが川越だと思っていたんです。貫之はそのライバル的な感じでいるだけかなー、と思ってたんですよ。ゲームとかなら、複数ライターっていうのもあるでしょうし。
が。
そんな予想していたクリエイター×青春みたいな展開はぶち壊れてました。
予想を遥かに超えていたと言っていいです。
序盤、そして中盤にかかって青春をしながらもゲーム作りのためにあれこれしていく主人公の姿は、2巻で見せたようなかっこよさがあり『あー、こんな感じで進むのかぁ』と思いました。
けれども、そんなことはなく。
主人公はどんどん走っていくわけです。
妥協を押し付けて、えげつないぐらいにクリエイターの意見を聞かず。
読んでてもないだろ、と分かるぐらいには酷くて、けれど確かに現実的な気もする話で、お腹の中でずっともやもやが蹲りました。
そのもやもやはラブな要素なんて吹き飛ばしてしまいます。
繰り広げられるヒロイン戦争みたいなものに苛立ちさえ覚えました。どんどんと不穏な沼に読者諸共引きずり込んでしまうような気がしたのです。
そんな主人公が先生と話した時に発したのは、1巻において主人公以外のグループの製作が言っていたことでした。
ずどーんと刺さるように絶望が押し寄せた気がしました。けれども、そういうのはよくあることです。尺的に見てもまだあるし、きっとこの後主人公は過ちに気づくのだろうと、そう思っていました。
が、そうならずに突き進みました。他の3人の意見が潰されていくのは、胸が苦しくなりました。なのに気づかず進み、そして成功してしまいます。
そして。
成功した主人公にようやく、満を持して絶望の波が押し寄せます。
貫之が大学をやめ、そして川越のペンネームを使おうとしていることが明かされるシーンの苦しさと言ったらなかったです。
涙が流れる流れる。半端ない苦しさでした。
そもそも貫之がそうなんだ、とさえ思っていなかったので読んでいるこちらでしてはよりやばかったです。
で、謎の展開が繰り広げられます。
もうそこからは『え? え?』の繰り返しです。訳分からんですよ、ほんとに。
次回からは現代編ってことなんですかね。。。
リメイクのリメイクってこと??
謎が尽きないラストでした。
面白い、の一言です。はやく次巻が読みたい(前回も言いました)。
今回はここまでとします。毎度の如くつまらないあれですみません。しかももうすぐ学校なので読書量も減ってしまうという。
テスト嫌だぁーーー。
そんなわけで読んでくださってありがとこーざいました!