『ぼくたちのリメイク7』感想
こんにちは、とこーです。
やはり、というか冬休みの最後の最後にぼくたちのリメイク7巻の感想を書くことにしました。
ちょいメンタルが死んでるのでらんぶんになりまくりなのですが。
それではいきます。
九路田との動画制作勝負が佳境に突入し、いよいよ勝者が決定した今回でした。
冒頭でいきなり『え? え?』ってなる引きをした上で、そこから何人もの視点を使って物語を進めていくのは、ほんとに引き込まれました。
すこし視点変化が多すぎな気もしましたが、そのおかげで『あー、同タイミングで起きてるんだなこれ』という体感もでき、そういう意味では時間をとても感じさせるお話でした。
九路田のことについてもきっちりと掘られ、そうしていく中で彼の情熱のようなところがとても伝わってきました。
九路田の言いたいこともよく分かるし、共感できる。むしろ彼を応援したいくらいには共感しました。
主人公と彼との関わりは、僕が好きな男の対立みたいなところがあって、燃えました。お互いに分かりながらも敵視する感じ、なかなかに好きです。
多分、九路田は制作として天才で、一方の主人公はそうじゃないんだなぁと感じます。主人公にあるのは情熱。それも、身近な才能を輝かせたいという。
そして、勝負は決します。
クオリティでは完全に九路田たちの勝ち。
けれどニコニコ動画というメディアを上手く利用した主人公たちの勝ち。
そして今回の勝利で、主人公は3人をプロへと押し上げることに成功します。
自分が壊しかけた才能を輝かせることに成功した主人公。
だからといって展開が明るさを帯びていないのが胸に残りました。
主人公たちが勝った。あのコメント星の挿絵には涙が出ましたが、実際のところ、主人公たちの勝利についてはそこまで感動しませんでした。それほどまでに不穏な空気が流れていたからです。
靄のかかったなか、3人がプロへと飛び立っていくシーンに辿り着くと、辛さや寂しさが押し寄せました。
皆のためにやって、結果誰もいなくなって寝てるってキツすぎな展開です。
けれど制作という立場なら必ずぶち当たるものだとも感じました。リーダーを雇おうとするプロなんてなかなかいないですし、そもそも主人公には情熱があるだけですから。
自分にとってのものを作ることがなんなのか。
そういうことを考えて、自分自身をリメイクしていく次回以降がとても楽しみです。
寂しさには胸が打たれましたが、それ以上に最後の3行は胸に来ました。
更に、河瀬川もちょこちょこ悩んでるようですし(今回で少しはマシになった部分もありますが)、そう言うところが深堀されていく気がします。
それではこれで終わりです。
学校、やだなぁ。。。。。
まぁ、頑張りますが。
このブログの更新頻度は落ちますが極力続けて更新しますので、お暇でしたら他の作品の感想なんかも見てくださるととても喜びます。それでは読んでくださってありがとこーざいました!