『友達の妹が俺にだけウザい2』感想
友達の妹が俺にだけウザい2 の感想を書きたいと思います。
一巻の方も書いているので未読の方はぜひ。
URLは張らずともこのページからとべると思います。
では、AmazonのURLを。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07TRPTL5T?ref_=dbs_pwh_calw_1&storeType=ebooks
それでは始めます。
一巻の突然の展開からの二巻。
二巻では主人公のぽんこつ度、というかキャラクターのぽんこつ度が際立ち、そのギャップも相まってよりかっこよく、かわいくなるお話でした。
突然の展開であわてる主人公。いろんなイレギュラーのほとんどがあんたへの好意だよ、というツッコミはともかくとして。
それで頭を冷やして休んだ結果、とてつもなく活躍していくあたりいいですね。
凡人だからこそ、って感じがします。
凡人だからこそ一生懸命な姿勢は、だからといって天才との差を埋めるための努力じゃない。天才を支えるための努力。そんなところがいいですね。
一方で二人のヒロインもぽんこつになってます。
清楚系っぽく装う彩羽。乙女に目覚める真白。
なんかどっちも本当に主人公のこと好きなんだなあと感じます。
でも、彩羽の演技のシーンには震えましたね。
別にそのすごさを実感できたとかじゃないんですけど、文章の雰囲気がそうなるような雰囲気だったように思います。
真白視点の描写はなかなかによかったです。
こういう主人公への好意の伝え方をはき違えちゃってる系の子のモノローグも、それはまたそれで幸せですし。
また、「おそらくそうなるんだろうな」となんとなく予想はできるけど、実際にそうなると興奮する。
そんな物語構成だったようにも思います。
ずば抜けた意外性は、巻末の突然の展開くらいで、あとはなんとなく予想できなくはないストーリー。でもありきたりとか予定調和ではなく、なんか意外な展開の時以上におおっ! ってなる。そういう物語でした。
それと、ぼんやり思ったんですけどヒロインの名前のセンスもいいですよね。
いろんな演技ができて、明るいから彩る羽で彩羽。
逆にまっすぐで、純粋できれいな真白。
対比というほどじゃないにしてもいい対比的ネーミングだと思います。
今回はここらで筆をおきます。
蛇足ですが、帯のあれはアウトだと思う。
それでは。