【雑記】継母の連れ子が元カノだった9【感想】
今回はツイートしようか迷った内容を、ちょっと長くなったのでブログに雑記として乗せます。
いつものようなブログの体裁ではないのでご注意を。
『継母の連れ子が元カノだった9』はこちら⬇
この巻がシリーズの中で【圧巻】と言えると思う。
再婚同居系には後続作が様々あれど、この作品がたどり着いた場所に来れる作品は少ないと思う。
「尊敬」
たった二文字の、しかも永遠の愛やら本物の気持ちやら、ロマンティックで劇的なワードってわけじゃない言葉が、ぴたっとハマってる。
そうだよな……そうそう……
4巻が結女、6巻が水斗回と定義するならば、今回はそれらが交差する9巻なわけで。
二人が比翼の翼となり、9巻の先の10巻にいくのは、4+6=10の計算式が浮かんで、憎いなぁ……と思った。たまたまだろうけど。
水斗と結女といさな。
三人の視点が中心になりつつ、これまでの話でひと段落ついたカップルたちの挿話によってテーマと世界が広がり、クローズドでありながらオープンな「問い」の巻になってた。
なんかこう、端的に「この話のために計算してただろ……」って思わされるね。特に生徒会周りは、そんな感じがする。かといって舞台装置的な存在でもないんだけどね。
何より上手いのは、視点転換。
シーンの切り替えが多用され、しかも会話の中では地の文が削ぎ落とされ、物凄くリアルタイム感があった。
「こっから盛り上がるぞ……!」ってアピられるから、否応なしに盛り上がるし、のめりこむし、抜けなくなるのよね。
あとね、ぼかぁ、男子の会話が好きなのよ。特にこーゆう、カップリングが固まってるアレ。
ほんと大好物です。幼馴染カップルラブい。
まぁ何はともあれ、一つの区切りというか、スタートラインに立ったって感じはする。
ただ絶対に試練は残されていて、ほかの主要キャラもゴールにはたどり着いてない感じ。
ここからどうなるのか、楽しみ。
何はともあれ「尊敬」の二文字を出してきたのは天才だと思った。
うん、それに尽きるかな。
今回は以上です。
かなりいつもと違う内容&文体も違うんですが、新作以外はこんな感じで「雑記」と称して感想文を書いていくと思います。
それでは今回はここまで。
読んでくださってありがとこーございました。