ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

2023年上半期面白かったラノベ!

こんにちは、とこーです。もう今年も半分が過ぎましたね。早い…いや、本当に早すぎる……!?

去年末から今年にかけて読書の幅を広げたので、今回は上半期に出たラノベの中で好きな作品を書いていきたいなーって思ってます。新作メインですけど、続編系でもぱっと思いつくものは書くかも。

じゃあ行きましょうー!

 

1.VTuberのエンディング、買い取ります。

早速ですが、今年読んだ新作の中で断トツに好きだったのがこの作品です。「推し」を持つ全ての人への、救済と再生の物語。「推し」に救われたことがある人にこそ読んでほしい作品です。

しかもこの作品、エンタメ性という面でもかなりレベルが高いと思ってます。

三人称というやや硬くなりがちな文体でありながらめちゃくちゃ読みやすく、登場キャラも全部魅力的なんです。ヒロイン・ニーナの可愛さが凄まじいんですねぇ……!

VTuberという現代コンテンツを使いながらハードボイルドチックな要素をラノベに昇華した、って意味でもめちゃくちゃレベルの高い作品でした。

bookwalker.jp

 

2.わたし、二番目の彼女でいいから。5

1月に5巻、つい先日(7月)に6巻が発売した恋愛喜劇こと二番目彼女。今年の上半期には大学生編が始まりました。

本作の凄まじい点は「背徳ラブコメ」という要素を研ぎ澄ませながら、読み物として純粋に読み応えのある文体であることです。叙述トリック風味の謎が散りばめられているからこそ、背徳感が高まるんですよね。

天才的なのは2巻から登場した浜波ちゃんというキャラ。狂っていく主人公たちのツッコミ役として配置されたこの子は読者の代弁者でもあり、気持ちいいほどツッコんでくれるからこそはまるんですよね。実に愚かで「成長してない!!」なところがエンタメとして高レベルなので、ぜひ読んでいただきたいシリーズです。

bookwalker.jp

 

3.アオハルデビル2&3

上半期に2巻と3巻が発売したこのシリーズ。「青春ブタ野郎」シリーズや〈物語〉シリーズを彷彿とさせる青春×怪奇な青春群像モノでした。2巻も3巻も高濃度の青春を描いてくれたので個人的にはかなり満足度が高かったシリーズです。

本作の特徴はずば抜けたオシャレさにあります。書影のデザインからしてオシャレで、各章のタイトルもばっちばちにオシャレなんですよね。「悪魔」を青春と絡めたのもこういうオシャレさの一因と言えるでしょう。

3巻で一区切りしているそうなので、ぜひ読んでくださいね。

bookwalker.jp

bookwalker.jp

 

4.世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。

女装主人公と地味系女子のラブコメ。女装要素以外は割とストレートに甘くて分かりやすい作品でした。あんまりこういう1対1のラブコメって読まないんですけど……女装主人公が好きで、WEB版から読んでたんですよね。ナルシストな感じがめっちゃ好きでした。

あと「三大美女」的な要素もめっちゃ好き!そういうお約束が好きだって何億回って言ってる。書影のデザインもオシャレで、イラストもすっごくいい作品でしたね。

bookwalker.jp

 

5.南国カノジョとひとつ屋根のした

上半期に出たラブコメでかなり好きな作品がこちら!ダイビングをテーマに置いた作品で、読みながら海に潜っているような気分になれる作品です。1対1ラブコメをあんまり好まない私でも激推しするのは、なんといっても「海」の美しさが断トツだから。BGMとして海の音とかを聴きながら読むと最高でした。くすっと笑える文章やメッセージ性も堪らない作品です。

1巻だけでもめっちゃレベルが高いんですけど、2巻も読みたいなって思ってます。夏が近づく今こそ読んでほしい一冊です。

bookwalker.jp

 

6.姫騎士様のヒモ

4月に4巻が発売したファンタジー作品。1~3巻を未読だったんですが、4巻が発売するってことで一気買いして読んだんですよね。ダークめなファンタジーを読みたかったので、めっちゃ楽しめました。

泥臭さとかっこよさのバランスが抜群で、結構泣ける部分も多かったです。読書の幅を広げてくれた作品ですね。

bookwalker.jp

 

7.たかが従姉妹との恋。

昨年12月に1巻、5月に2巻が発売したシリーズです。1巻の書影を見た瞬間に一目惚れしたんですが、上半期に出た2巻もすごかった……!

圧倒的なセンス、気の利いた文章、目まぐるしくもちょうどよくも感じられる展開、そして何より凄まじい激情が最高な作品です。個人的に2巻で登場した猫娘がめっちゃ好きでした。こういう子、だいすき。

まだ読んでいない方はぜひ読んでほしいです……!

bookwalker.jp

bookwalker.jp

 

8.毎日家に来るギャルが距離感ゼロでも優しくない

めっちゃ癖が強かったですけど、性癖にだいぶ刺さった作品です。本当に優しくないギャルがヒロインなんですけど、「優しくない」からこそ過剰に評価したりもせず、真っ直ぐに向き合ってくれる感じがめっちゃよかったです。

成長系のラブコメの中では結構好きな部類なんですけど、癖が強いのは事実なんですよねー。でもぜひ読んでほしい作品です。

bookwalker.jp

 

終わりと総括!

さて、こうして書いてみるとやっぱり名作が多かったですね……!

他にも『楽園ノイズ』とか『千歳くんはラムネ瓶のなか』の最新刊もあったりするのですが、どちらもこの場で語るのは違うかなーって気がするのでやめておきます。

上半期のMVPは続刊ありなら『千歳くんはラムネ瓶のなか 8』、新作なら『VTuberのエンディング、買い取ります。』でした。

ちなみに下半期にも実は既に期待作がありまして……!

それがこちらだったりします。

www.shogakukan.co.jp

あんまりエロメインのラノベって読まないんですが(エロ要素ありなラブコメは大好き)この作品はカバーイラストが抜群でやばいんですよね。

似たような感覚だと『たかが従姉妹との恋。』を見たときもそうだったんですが、「あ、これはいいな」って直感がすっごくて。8月発売なので、今かな~り楽しみな作品です。

そんなわけで、今年は後半も絶好調な感じですねっ!

これからもよきラノベライフを楽しんでいきたいものです(ブログももうちょっと更新したいね)

 

ではでは、今日はこんなところで終わりにします。

最後まで読んでくださってありがとこーございました!