『カーストクラッシャー月村くん1』試し読みでテンションUPな話
こんにちは、とこーです!
今回は楽しみにしている新作、『カーストクラッシャー月村くん1』を一部試読したので、思ったことを書いていきます。
まず、細かく語る前に一言。
マジで絶対買いだぞ、この作品!!!!
もうその一言に尽きます。それくらいに序盤だけで魅力を感じました。某リア充主人公作品のファンだからっていうのもあるんでしょうけど、すごい好き。マジでこの作品は皆に読んでほしい。
……と言いつつ、実は私、試読は全部は読んでません。ページ数で言うと40Pくらいで止まりました。
何故かって?
発売日に堪能したいからです。もう、読んでてすっごいワクワクしたんですから。
さて、ではもう少し細かく書いていきましょうか。
試読はこちらから↓
1.読みやすく、テンポが心地いい地の文
今作は月村くんの一人称によって綴られる青春ラブコメです。その主軸となってくるのは『カースト』。とはいえまずはその前提として必要になってくる、文章面に触れましょう。
どんなに面白くとも、文章が合わなければ面白く感じない、というのはよくあることです。たどえば私は地の文がそれなりの頻度、量でなければ読みにくいと感じるのですが、台詞主体の作品は多いです。逆もまたしかり。その辺りのバランスは人それぞれでしょう。
この作品はどうかと言えば、台詞と地の文はちょうどよかったです。地の文は過剰ではなく、必要なところでは多めに、会話主体なところでは控えめになっていたように思います。素直にすっごい上手いと思いました。
この時点で「読みやすい」というのはあるのですが、読んでいて感じたのはそれ以上のこと。「読んでいて心地が良い」という次元に達していた、というのが私の中で衝撃的でした。それくらいに私に合っていたんでしょうね。
文体の心地よさはもちろんなのですが、適度に差し込まれる表現の心地よさがすごい。
序章のタイトルとか、すっげぇ綺麗だなぁって思いました。これも私が好きな、かのリア充作品に似る部分もあるんですが、「一人称」をきちんと踏まえた描写をしているなぁ、と。
エモみがありますし、本当に早く読みたい作品です。
2.キャラが魅力的
先述した通り私はまだ試し読みを全て読んではいません。登場キャラとしては主要キャラの半分といったところ。
でもその半分ですら、序盤の時点で魅力をびしばし感じます。
主人公・月村くんはその筆頭。序章の時点で彼の魅力はばりばりに伝わるのですが、その後の彼女・牧田とのやり取りからも滲み出てきます。というか序盤の時点で二人のやり取りがエモい……!
そんな牧田も、とても魅力的な子でした。自分が人気者であり憧れていることを自覚し、だからこそ周囲に気を遣う。人としてできている女の子なのは確かですし、普通に月村くんとのやり取りでは超かわいいという素晴らしいキャラ。ビジュアルの時点でね、という話よ。月村くんとは恋人らしいんですが、そのあたりにも何かあるのかな、ないのかな……といった感じ。この作品が青春ラブコメなのはあらすじ見ても確実なので、ラブい何かも起こるんでしょうね。
その他にもキャラはいたのですが……ここで語るほど読み込む前に私は読むのを我慢しました(えらい)。
気になる方は是非読んでみてください。私も発売日まで我慢しきれなかったら読みます。
3.あの作品に似てるの?
この作品の話が出てから、ちょいちょい話題に上がっていて、私自身感じていたことがあります。それが『千歳くんはラムネ瓶のなか』に似てるの? ということ。
実際リア充主人公ですし、一巻の頃のチラムネとは結構被るところがあるように思いますよね。
まぁ似ていたところでパクリではないんだろうしウェルカムなんですが……それはともかく。
読んでみて、それで改めて考えてみると『似てない……とは言えない』っていう、煮え切らない感じの回答になる気がします。
実際前述したように、チラムネが持つ良さに似たものを持っていると感じます。文章の綺麗さやリア充主人公という設定を見ても、全く別物というには近いかな、と。
ただそれは『真似』と感じるようなものでもありませんでした。言ってみればそういうジャンルが確立していく萌芽を感じる、といったところでしょうか。
具体的に言います。
まずそもそもとして、チラムネとこの作品とでは『スクールカースト』の位置づけが異なります。
あくまでチラムネでの『スクールカースト』は一巻で朔たちの世界を教えるための、いわば入場チケットのような形で取り扱われて描写され、二巻以降ではそれほど描写されません。
一方こちらの作品は、かなり『スクールカースト』が軸になってくると思われます。まぁタイトルにも入ってますしね。
好きだったのは序章のところ。
『スクールカースト』を壊すために動き出す月村くんを見れば、同ジャンルの別作品だ、ということがわかるように思います。同ジャンルでありつつも扱うものが違いますし。
ぼっちを主人公にしていても作品によってテーマが全く違うでしょう? あれと同じです。
そういう意味で、この作品は本当に楽しめると思います。少なくとも私は楽しめる!!!!!
というわけで、今回はここまで。
いやぁ、ちょっとこの作品は本当に楽しみです。
今月目をつけている三作品のうちの二作品の試し読みをしましたが、どちらも最高なので発売がすっごい楽しみです。
それでは読んでくださってありがとこーございました!