ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

『五人一役でも君が好き』が試読した感じでもうイイ!!って話

こんにちは、とこーです。

本日は今月発売の『五人一役でも君が好き』の試し読みをしたため、そこで思ったことを書いていきます。

元々楽しみにしている作品ですし、発売まではがっつり推していきますよ……!

 

まず、今作『五人一役でも君が好き』について。

こちらは元から楽しみにしていた作品であります。そしてその試し読みが先日公開されたんですよ……。

 

カクヨムおよびキミラノで公開されています(ほかでも公開されてるかも?)。

とりあえずURLを貼っておきます。

kimirano.jp

プロローグ込みで九話が公開されています。これを読んでいると、あらすじでは分からなかった魅力も伝わってきました。それを一つずつ挙げていければな、と。

 

1.ヒロインのキャラが濃ゆい

今作の特徴は、何と言ってもヒロインが「五つ子」かつ「五人で一人を演じている」ということ。五〇分の花嫁感はありつつも、そこからは明確に切り分けられている感じがいいですよね。

とはいえ、ヒロインが五人もいるとキャラがぶれそうですよね。

実はそこについては心配していたのですが……試読してみて、思っていたよりキャラが濃かったなぁ、としみじみ感じました。

どんなヒロインなのか、まずは設定的なところから見ていきましょう。

 

長女・知佳 勉強担当

次女・楓子 運動担当

三女・光莉 コミュニケーション担当

四女・舞姫 演説担当

五女・愛  ボランティア担当

 

……と、こんな感じ。

この辺りの個性付けに関しては複数ヒロイン系ならありがちですかね?

でも、読んでみると設定以上の癖が強いこと、強いこと。

作中では主人公だけでなく、五人の視点でも物語が進んでいます。公開されている九話だけでも、ほぼ全員網羅している気が。

何が違うって、口調ですよね、口調。

最近ここまでわかりやすく口調で差別化してこないだろって感じなくらい、がっつり口調で差別化を図ってくる。だからそういうのが苦手な方からすると微妙かな……?と読んでいる途中は思いました。

ですが、そういった考えは公開されている中の最後の話で吹っ飛びます。

ヒロインたちの個性の強さなど一瞬で蹴散らすほどの主人公の濃さがあるからです。

おかげでヒロインたちの個性は程よく緩和され、物語全体を軽く読める「ラフさ」へと変わっているように感じました。

 

2.主人公が濃い!恋!来い!

本作の特徴はヒロインたちが「五人一役」をしていることであると同時に、主人公が開き直って「全員彼女にしよう」となるところ。

既にその開き直りの時点で濃いのですが、試し読みによって彼のことも分かってきました。

まず第一に、主人公は元野球選手らしいということ。特待生として高校に入学した彼は、どうやら同級生をかばった結果、野球ができなくなったらしいです。そのせいで勉強についてもいけず、周囲にもバカにされて……というところがプロローグで描かれています。

ですがそこを助けられ、ヒロインに一目ぼれ。そして学年トップ三位の成績でなければ入ることが許されない「ノーブレス」という団体に所属するため、成績最下位から半年ほどで成り上がります。

この努力、まずそこが尊い。頑張る男の子とか好きすぎる。

でもそれだけじゃないんです。結構打算的なところもあります。もっと言えば、『打算的だけど空回り』という面が見えているように思いました。まぁ試読範囲ではヒロインたちが「五人一役」であることが最後にようやく明かされるので、その後どうなっていくかは本編を読むしかないのですが。

 

ただ、とにかく主人公のテンションが好きです。

特に試し読み公開時点でのラスト。『パラダイムシフト その2』での主人公のテンション、というか勢いが読んでいてものすごく気持ちいいです。

 

あらすじ通り、ハーレムを目指す主人公。

彼が本編でどう暴れるのか、それとも暴れないのか……?

その辺りが気になってくる試読でした。

 

改めて、面白いといいなぁとしみじみ思います。

表紙もいい感じですしね?

ネックなのはページ数かなぁ。300Pくらいはあった方が読み応えがあるのになぁ……とは思ってしまいます。

まぁ結局は面白けりゃなんでもいい、って感じなので楽しみにしてます。

 

それでは読んでくださってありがとこーございました!