ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

7月ラブコメたちを語りたい!by偏読家

 こんにちは、とこーです。

 今回はですね、Twitterの方でもちょいちょい触れている気になる新作ラブコメについて書いていきたいと思います。

 こんなことやってるくらいならほかの作品読めって感じなんですが……あいにく、次に読むのは『とくんと。』の二巻なのですよ。楽しみにしている作品同士の間隙が生まれるのは、偏読家の特性ですね。

 

 

 今回書くのは、いずれも七月発売予定の新作ラブコメ三作です。

 どの作品も試し読みが公開されていないのですが……私、楽しみにしている作品はタイトル出た時点からワクワクし続けるタイプなんですよ。イラストレーターさんが判明したらその人のことを調べ、作者さんの過去作を調べ……みたいな。

 なので、そういった視点でまとめていければなぁ、と思います。

 

※7月2日追記あり

 

 

1.カーストクラッシャー月村くん1

こちらは、オーバーラップ文庫より7月25日発売予定のラブコメです。

ですが、否応なしに惹かれるのはそのあらすじ。

blog.over-lap.co.jp

こちらのサイトの下の方を見れば、該当のあらすじは出てくると思います。

そう、主人公が超絶リア充なんです。

リア充……とだけ聞くと、チラムネが頭をよぎりますね。ですが、この作品はおそらく別の方向を行きます。というのも、タイトルから見て分かるように、スクールカーストをがっつりテーマにしているんですよね。

 

以前、「『千歳くんはラムネ瓶のなか』ではカーストの話は一巻くらいだよ」的なことを書きました。

どうやら、この作品は逆にカーストとぶつかっていくタイプみたいです。

カーストが大嫌いゆえに、カーストで起こる問題をぶっ壊す。そんなストーリーだとしたら……うん、私的には求めてる作品です。

エモかったり楽しかったりする青春と同じくらい、カーストで悩み足掻く青春も大好きなんだ……!

 

というわけで、視点を変えて作者さんとイラストレーターさんについても調べてみましょう。

まず作者さんは……高野小鹿先生。過去の作品としては『彼女たちのメシがマズい100の理由』などがあるようです。

その他にもグリムノーツなどのシナリオを担当したりもしているとのこと。俄然、気になってきます。

 

 イラストレーターさんは、magako先生。

 私が読んでいる作品だと、『経験済みなキミと、経験ゼロな俺が、お付き合いする話。』を担当してくださっているとか。

絶対綺麗で可愛いじゃないですか……! これは絶対買いでしょ……。

 

 

6月15日追記

この作品の続報が出たので、少し追記します。

まず、この作品の略称から。公式略称は『カークラ』だそうです。これから、カークラで呟いていきましょう。略称は使いまくって、発売前から広まってほしいですからね。

そして、こちらの作品のイラスト&あらすじも公開されています。

イラストの美麗さはもちろんのこと、あらすじを見てもワクワクが高まりますね……。パッと見の印象は、別作品の名前を出すとチラムネ一巻で受けた印象に近い感じはします。ただ、その時より『カースト』を押し出しているので、どんなストーリーになってくるのか楽しみですね。ヒロインは全員で四人ってことになるんでしょうか?

ツイートを埋め込ませていただくので、気になる方は公式アカウントをフォローして続報を待ちましょう(というか、なんでフォローしてなかったんだ、私)

 

そしてそして!

メロンブックス限定版の発売も決まっているそうです。A3タペストリーがつくとのこと。どうやら水着イラストですよ、水着。

 予約はこちらから

↓↓↓

www.melonbooks.co.jp

 

2.五人一役でも君が好き

ぶっとんでるラブコメ来た!!!!! な、一作。

MF文庫Jより7月21日発売予定のラブコメです

 

 こちらはもう、タイトルを見た瞬間から「えっ?」と思いました。

「五」という数字とラブコメが合わさると、どうしても五等分の花嫁が頭によぎります。だから、ラノベでもそういう作品が来たのかな……とかぼんやり思っていたのも束の間のこと。

よく考えたら、おかしいんですよね。

「五人一役」って、なんぞ???

「一人五役」なら、まだわからなくはないですね。ヒロインの演技的なことで。でも違うときた。じゃあ、なんなのか。答えはあらすじにあります。

 

どうやら、完璧な美少女で知られるヒロイン(近藤・R・知佳)は……別々の特技を持った五つ子が演じていた姿だったらしいです。

主人公はヒロインのことが好きで、隣に立つために猛勉強。底辺からトップに成績を上げて補佐になったところでその事実を知る、という。

 

うーん、すごいですね。

ですが、あらすじ的にすごいのはそのあとですよ。主人公の考え方がすごい

 

僕が好きだった彼女は存在しないのだろうか?
そうじゃない。好きな人が、五人に別れただけだ。だったら──

好きな人が五人で一人のフリをしていたけど、気づかないふりをして全員彼女にしようと思う。(あらすじより)

 

この主人公の感じ、たまらなくないですか???

元々、好きな子のために努力しまくる男の子が大好きなたちなのですが、努力にとどまらないこの度量というか、開き直り方がすっごいいい。たまらない。いや、これ書くためにあらすじ読み直して、改めて興奮しました。やばいな、この作品。

筋的には、シチュエーションラブコメっぽさがあるのに、どう考えてもズレがある。この感じすごくないですか?

さて、少し落ち着いて作者さんとイラストレーターさんを見ていきましょうか。

 

作者は、壱日千次先生。直近では、『朝比奈さんクエスト~センパイ、私を一つだけ褒めてみてください~』を出版なさっているようです。

残念ながら私は読めていなかったので試し読みしてみたのですが……読みやすい! というか、普通に購入検討するレベルです。ということはもう、絶対楽しめるじゃないですか。ワクワク。

 

そして、イラストレーターさんはうなさか先生とのこと。

『失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い~ビターのちシュガー~』のイラストを描いていらっしゃるようです。 こちらの作品は、いずれ読もうとしているくらいですし、絵もすごく可愛くていいですよね……。

今作でも、絶対可愛いキャラが生み出されること間違いなしじゃないですか。楽しみです。

 

※先日、Twitterの方でカバーイラストが公開されましたのでリンクを張っておきます

 五人の女の子の個性豊かさがたまらないですね……。

五つ子と言えば五等分の花嫁ですけど、こっちは全員で一人を演じてるわけですしねぇ。

というか、この「私たちは5人で1人のフリをしていました。」って文字列の強さがすごい。こんなの、本屋に行って見つけたらすごい興味が出ますよね。

本当に楽しみな作品です。

 

3.負けヒロインが多すぎる!

こちらの作品は、Twitterでも散々触れております。

ガガガ文庫より7月21日に発売されるラブコメです。その名の通り、「負けヒロイン」猛プッシュのラブコメらしいですよ。

 

こちらの作品については、Twitter公式アカウントが作成されているのでぜひそちらを見ていただきたいです。

twitter.com

まず、そもそもとしてガガガ文庫が一巻発売前から公式アカウントを作るあたり、興味が湧きませんか?

もちろん、最近、SNS宣伝戦略が重要視されているというのもあるんでしょうが、それでも公式アカウントを運営してっていうのは、結構プッシュされている気がします。

 

そしてその証拠となるのは、今作が『第15回小学館ライトノベル大賞』にて最上位の『ガガガ賞』をとっていることでしょう。

ガガガ文庫といえば、尖った作品を出すことで有名であり、同時に多くの名作ラブコメを出しているレーベルでもあります。

同賞13回では、『千歳くんはラムネ瓶のなか』が優秀賞を受賞していますし、14回では『現実でラブコメできないとだれが決めた?』が優秀賞を受賞しています。

 

 

そのなかで、トップをとったラブコメですよ。

完成度、面白さは太鼓判が押されているといっても過言ではないはずです。

 

事実として、既に公開されている情報だけを見てもワクワクが止まらないのだからすごいんです。

まず、最初に目を引くのはイラスト―レーターさん。

担当してくださるのは、いみぎむる先生です。

この美術部には問題がある!」の作者さんなのです!

何を隠そう私、この美の宇佐美さん大好きなんですよ。漫画自体を読む習慣があまりなかったのでアニメしか見れていないのですが、すっごい可愛いんです。デザインって意味でも、キャラって意味でも。

そんな方が、ラノベのイラストとか神では?

 そう、神だった!!!!!!

 

見てくださいよ、これ。

ダブルピース満面笑みの女の子。四つのリボンをつけてるという、おしゃれな感じ。

この子、負けヒロインなんですよ?????

見えないでしょ。元気さがあふれてくるじゃないですか。

もうね、ピースの仕方から笑い方、腕の感じに髪型まで全部が好き。超好き。

もう、イラストの時点で神ってるんですよ……!

 

ふぅ……イラストで興奮したし、もう興奮する要素はないかな。

――なーんて思ったら、大間違いなのです。何しろこの作品、ストーリーもなかなかにヤバそうだから。

 

現在、三人のヒロインと妹(と主人公)の情報が公開されています。

このツイートを見て、特に三人のヒロインについて見ていただければいわんとしていることは伝わる気がします。

 

ヒロイン一人目、八奈見杏奈。

家が隣の幼馴染、袴田草介草介にずっと片思いをしていた。

 

ヒロイン二人目、焼塩檸檬

小学校から一緒の、綾野光希のことが好き。

 

ヒロイン三人目、小鞠知花。

文系部所属で、部長の玉木慎太郎に特別な感情を持っている。

 

……書き間違いではありません。

そしてもう一つ言えば、主人公の名前は『温水和彦』なのです。

 

ヒロイン全員、主人公じゃないやつのことが好き……というだけなら、まだわかるとして。

全員が別々の人を好きで、しかも負けヒロインらしいんです。

すなわち、多重に関係が張り巡らされてるってことなはずなんですよ。

 

たとえば、負けヒロインを取り扱う作品でも、一人の女の子相手というのならWEB小説にちょいちょいあったりするじゃないですか。

あるいは主人公以外を好いている系も、「主人公感ある特定の一人が好かれてる」って設定なら、見かけますよね。

でも、これはそういう感じじゃない。まさに「負けヒロインが多すぎる!」わけで。

そんな負けヒロインーーマケインたちに絡まれる謎の青春と銘打たれているのだから、たまらない。

 

『謎の青春』とは、どうしてこうもワクワクするんでしょう。

残念系青春ラブコメ、どこかずれたラブコメ、少しおかしい青春。そんなフレーズにも似たこの言葉は、青春ラブコメへの意欲を高めまくります。

マケインに絡まれるって、どういうことなんでしょう。というか、その辺りを含めて、あらすじがえぐいぐらいに興味をそそるんですよ。

「え? マケインって誰のこと?」
クラスの背景である俺――温水和彦は、あるとき人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるのを目撃する。

「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」
「それ、いくつの頃の話?」
「4、5歳だけど」

それはノーカンだろ。
これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女子たちが現れて――?

「温水君。女の子は2種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か」
「なるほど、大胆な分類だ」

負けてこそ輝く彼女たちに、幸いあれ。
負けヒロイン――マケインたちに絡まれる謎の青春が、ここに幕を開ける!

小学館HP、あらすじ)

あまりあらすじを引用してくるのはよくないかな……と思いつつもどうしても、フルで読んでほしいので引用を。リンク張っておくので、ぜひチェックしてください。

負けヒロインが多すぎる! | 小学館

 

まずしょっぱな、『マケイン』という単語で攻めてきます。

マケインって言われても、ピンとこないですよね。別にそれはよくある言葉ではないですし。政治家じゃないんですから。

でもすぐに次、『振られるのを目撃』とあることで、ラノベを読む人は「もしや負けヒロインのことか?」となるわけです。

そしてすかさず、会話文。幼馴染負けヒロインあるあるとも言えるエピソードを挿入しておいて、主人公視点でのモノローグでツッコミ。

『それはノーカンだろ』って、すごくないです? なんか、一気にコミカルになった感じがあります。

そして次に、また会話文。ここが秀逸だと思うんです。笑っちゃいますし、同時にラノベ的には言ってるところがありありと想像できちゃう面白さなんですよ。

で、ここまでコミカルさが滲み出ながら続くのは

『負けてこそ輝く』という一文。ぐっと目を引くこのキーワードを見ると、あのいみぎむる先生のイラストが頭をよぎります。確かに輝いてた。太陽みたいに輝いてた。

そして、『謎の青春』『幕を開ける!』という、ワクワクを引き出すフィニッシュ。

あらすじでここまですごいだなんだと言ったのは久々かもしれません。でも、実際に興味をそそるあらすじなんだからしょうがないですよね。

そして、あらすじがいいということは当然ストーリーだって面白いに決まっているわけで。

期待は最高度に高まりますね。

 

6月15日追記

『負けヒロインが多すぎる!』の表紙が公開されました。こちら、公式アカウントの方で公開されておりますので、該当ツイートを引用しておきます。

 また、同公式アカウントにて、発売日まで毎日SSが公開されているようです。

今日時点ではまだ数本しか公開されていないですが……それでも、キャラを知るには十分な要素になりそうです。

今のところ、八奈見さんのポンコツ具合が最高に私好みです。というか、皆ポンコツで可愛いという。

それに表紙もめたんこセンスいいですよね。

つねづね私は『白いバッグ』に『ヒロインだけどーん』というシンプルイズベストな表紙が良いと言っているのですが、この作品の表紙はシンプルでありながらオシャレさがあって、好きです。これ、本屋にあったら買うでしょって感じ。

 

 

ということで、今回は最後は昂ぶりつつも今回は三作を取り上げました。

分量的に最後が多くなってしまいましたが、もちろん三作どれも楽しみにしております。純粋に公開されている情報の差異が生んだ分量の差にすぎません。

 

ワクワクするラブコメたちがやってきます。もちろん、六月にも楽しみにしている作品はあります。

やはり、ライトノベルはいいですよね。皆さんも、ぜひ気になった新作を手に取ってみてください。新作にワクワクする瞬間は、楽しみな作品の続刊を手に取るときとはまた別のワクワクですよ。

 

それでは、ここまで読んでくださってありがとこーざいました!