「俺がピエロでなにが悪い!」感想
こんにちは、とこーです。
テスト前のナーバスな時期、むちゃくちゃテンション上がりつつ感想を書いていきます。
今日書くのは「俺がピエロでなにが悪い!」です
感想を書く前に。
声を大にして言いたいんですが、この作品マジで読んでください!!!!!!!
私、この作品はまじでハマれる作品だと思いました。
シチュエーション系ラブコメと呼ばれるようなイチャイチャ甘々なラブコメはもういいかな、と思う方には、ホントおすすめ。もちろんそういうとのが好きな方にも、ですけどね。
売れたら2巻が出そうな内容な気がしなくもないんですよ。というか、2巻以降が出たらより一層化けそう。
何より、1巻は230ページほどと短め。
読みやすいし、イラストも最近ラノベでも大活躍中の塩かずのこ先生だからスッキリ読めます!
だから読んで!!!
すっごいいいから!!!!
「ピエロ」って単語が出るラブコメとか、ワクワクするでしょ!?!?
と、さてじゃあここからは感想いきまーす。
今回は丁寧に、分かりやすいように書こうと思います。
まず、思ったのは「そうそうこれ!」って思える内容だったことです。
タイトル「俺がピエロでなにが悪い!」に惹かれて購入した私。
シチュエーション系ラブコメにはちょっと飽きつつあって、俺ガイルとかチラムネみたいな「濃いめのラブコメ」が読みたいお年頃。
そんな私がタイトルを見て期待した通りのものが詰まってました。
何よりも、重すぎない文章。
コメディな要素がちょこちょこあり、一人称ゆえに語り口も心地よかったです。
会話文も多めなので、「目が滑るなー」って時にも読みやすい。
でもそれだけじゃなく、結構深いストーリーも入ってるんですよね。
「あ、これいい」って思うような言葉が時にぽんっ、と出てくるんです。
話も割と重いですしね。
だからこその「ピエロ」であり、そんなところも凄く「求めてたもの!」って感じがしました。
第二に語りたいのは、主人公至上主義な私でも納得できる主人公のかっこよさ!
ストリートパフォーマーを目指し、ホスピタルクラウンのボランティアをやっている主人公、宮守樹。
もうね、彼が濃いこと濃いこと。
一人称で語られるゆえの、彼の癖の濃さと言ったら凄いです。けど嫌じゃない。可笑しくて、好きになれるんです。
加えて!
そんな彼のバックボーンがいいんですよ。
「ピエロ」を目指すきっかけ。考え方。車を克服できない未熟さが残りつつも、しっかり現実に立ち向かうその姿勢!
キャラが濃いだけじゃなかった。うん、好き。
だからこそ、なんとか続刊が出て(そもそも売れたら続刊ではなく、1巻完結なのかもですけど)、彼の人生を見たいのです!
「俺がピエロでなにが悪い!」って胸を張れる彼が見たい!!
それまで続いて……!
実際、色んなキャラが出てきてたし、話はまだ膨らみそうなはずですし……。
そうだ、主人公以外のキャラについても話しましょうかね。
なかでも語りたいのは、大人陣ですね。
主人公が「ピエロ」になりたいと思ったきっかけの人。駄菓子屋のおばさん。吉沢先生。由里姉。
大人のキャラが、みんな魅力的に映るんですよねぇ。
かっこいいな、というか。
現実に立ち向かうというのはひとつのテーマだったように思うんですが、それを実際に体現してたように思うですよ。
あとは主人公の背中を押したりとか。
言葉のパワーみたいなものも、大人キャラから出るものが大きかったように思います。
だからこそ、続き(しつこい)
こほん。
とりあえず、このあたりにしましょうか。
私、偏読家を自称するようになかなかピンとくる作品がないんですよね。最近は少し広がってますが。
だからこそ、ドンっとハマれたこの作品はぜひ読んで欲しい。もうこの際、続刊とかワガママ言いません。とりあえず読んで、語りましょ?
本気でそう思える作品でした。
それでは今回はここまで。
読んでくださってありがとこーざいました!