ライトノベルにありがとこー

読書した本について感想を書いていくブログです。 自称偏読家。

『探偵はもう、死んでいる。2』感想

こんにちは、とこーです。

一昨日、昨日に続きまして本日もPVがこれまでにないくらい伸びており、とても調子に乗っております。

そんな私ですが、今回はついに、たんもしの2巻を読みましたので感想を書きたいと思います。

探偵はもう、死んでいる。2 (MF文庫J)

探偵はもう、死んでいる。2 (MF文庫J)

  • 作者:二語十
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/01/24
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは始めます。

1巻の頃から明らかに闇鍋なこの作品でしたが、今回は尚更闇鍋でした。ジャンルが移る移る。これあれですかね。ジャンル車を回るハムスターでもいるんですかね。

 

そんなわけで始まったストーリー。

初っ端は君塚たち4人が誘拐された、というところから始まります。まず、なんでこいつらあっさり誘拐されてんだよっていうツッコミもありますが、それ以上に最初の最初から会話のテンポが引くくらい良いですよね。

会話テンポのよさは確かにミステリじゃ絶対欠かせないものですけど、普通そういうのってもう少し核心に迫ってからじゃないですか?

プロローグの時点で笑いが溢れるとかやばい。

さらに、そんな中でもシエスタが登場し、本題に入ります。

ピントをずらしたり、フォーカスしたりという応酬がうますぎるなぁと思いながら、まさかの学園編に。

 

さすがにスピンオフでやると思ってた学園編を堂々と導入するどころか、ハチャメチャなまでにキュンキュンする描写もある。

かと思えばコメディが強くなる。切り替えが早すぎる、なのに混乱しない。闇鍋だけれども進行は丁寧。伏線はしっかりと引かれており、しかも伏線回収も『あれ? そうだったっけ?』みたいに読み返す必要ないくらいに自然。学園編であることへの違和感すらないくらいにさも当然にミステリでした。

 

そしてところは変わって、vsケルベロスのお話。

イチャイチャ甘々でからかいのあるシエスタと君塚の会話はとにかく、ヤバすぎる。

ホントのホントにその会話だけで1本作れるし、それで満足だと思うくらいには尊い

そして、君塚自身もそれなりに優秀すぎる。ただの金魚のフンじゃなくて、れっきとした助手であることが実感できます。

更に。

バトルシーンになると激アツでした。

vsヘルになると、正義をぶつけ合うような会話とバトルが繰り返される。これまでのコメディはなんだったのかと思うくらいに熱くて、もの凄いバトルアニメを見てる気分です。

かと思えば!

君塚がシエスタに怒るところとか、もうそれだけでいいラブコメすぎて泣きます。感動の雨あられですよ、ほんとに。

で、で!

その後! 無事ふたりが戻った時の2人のやり取りがにやけまくれる。

「君、私のこと好きすぎじゃない?」 P140L10

のところとこ、神すぎです。君塚、主人公と言うよりもはやヒロイン。。。。

 

 

さて、その次のお話は赤髪の少女アリシアの登場です。

表紙の少女ですし、その前の章でのヘルの話もあって、さすがに彼女については疑いました。というか、多分そうなるように描かれてたと思うんです。

あれについてはおそらく、主人公もシエスタも、分かってて、読者も察した上で尚も進んでいく。そんなストーリーだったように思います。

ズレていくシエスタと君塚。ズレていくからこその尊さみたいなのもまた、二人の関係から伺えました。

とはいえ、この章で一番よかったのはラストですね。シエスタのセリフ。

あれはずるかった。

やっぱりこの作品はただ、ジャンルを突っ込んでるんじゃなくて引きのタイミングが絶妙過ぎると思うんです。

 

 

で、最後の章。

こちらは1巻でも語られたシエスタの死に際の話でした。

そう分かるからこそ、怖かったです。シエスタが死んじゃう。その感覚がありすぎて、読んでいけば読んでいくほど怖かったですし、君塚を応援したくなりましたね。

君塚をシエスタのもとに送って暮れる時のシャルのセリフも無茶苦茶心に来ました。

でも、シエスタには君塚しかいないってどういうことなんでしょうか。確かにシエスタにとって君塚が特別なのは事実ですけど。

2章でヘルと君塚が話していたことからも、君塚が特殊な何かを持っていることは確実と言えそうですが。

 

で、シエスタのもとに駆けつける君塚。

ここからの流れは圧巻です。

終始感動。普通のイチャイチャでさえ感動するのは、分かっているからでしょうか。

最近はやりの1人だけのヒロインのラブコメとかも『必ずヒロインとくっつくんだろうな』というなんとなくの予想があるからこそ生じる面白さがあると思うのですが、それは今作でも同じです。シエスタは紛れもなく死んでしまう。だからこそ、一つ一つが悲しいし嬉しいと思えるのです。

てかラスト10Pくらいに感動が詰め込まれすぎてる。

君塚が叫んで、シエスタがあれこれやって。それを、凝縮し尽くすことでどばーっと溢れてくるものがある。最高ですね、これ。

 

けれどそれより何より1番良かったのはシエスタサイドでしょうか。

シエスタ、可愛すぎる。

普通のラブコメのヒロインとかの比ではなく、なんなら可愛さとかでは無い何かだよ、これ。

しかも探偵の鑑すぎるんですよ、この人。

好きすぎる。なんで死んじゃうんだよォ、と思いますよ、まじで。

 

最後に明かされた真実も、なかなかに衝撃的な気がします。夏凪の誕生秘話的なものも明かされたわけですし。

彼女はただシエスタの心臓を引き継いでた訳でもないみたいですし。

今後どうなっていくのか。

シエスタは今後登場しないのか。

でもまじな話、このシリーズが長く続くなら再登場は不可避だと思うんですよね。そりゃもちろん他のキャラも人気ですけど、ここまでシエスタが押し出される以上、作品の顔と言えるのもシエスタなわけで。

3巻、4巻完結とかなら分からなくもないですが。。。。

どちらにせよ思うのは、どうかシエスタがもう一度幸せになって欲しいということです。

 

 

さて、また書きすぎた。。。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!