こんにちは、とこーです。
今回は“文学少女”と穢名の天使の感想を書いていきます。
それではいきます。
今回は琴吹さんのお話でした。
1巻から登場し、明らかなツンデレキャラだった琴吹さんでしたが、そんな彼女の魅力が紐解かれていくストーリーでした。
琴吹さんの友人の失踪から始まり、謎は深まります。
そんな中で出てくるのが2人の人物。
才能をもち、日常を愛する人。
主人公に鋭い言葉をぶつけてくる人。
2人の人物と主人公との触れ合いが僕はとても良かったなぁ、と思いました。
この作品は終盤まで結構メンタルがやられるのですが、今回もそれは大きかったです。
が、前巻でのことがあり、芥川くんと友達になり、少し成長した主人公の姿には嬉しさを覚えました。
そんな中でまた突き落とすあたり、ほんとこの作品です。
天使とファントムを探していくなかで、今回は才能がテーマとなっていると感じ、そこにもうまさを感じました。
主人公の成長。それがあったからこそ、主人公も少しずつ井上ミウとしての自分に向き合わなければならない。それを、先程あげた2人の人物の間の揺れ動きで表現するのは、ため息ものでした。
純粋に主人公と琴吹さんの関係が近づいていくのもにやけました。
甘々な感じで、この作品の幸せ成分が一気に増した気がしましたね。
天使の正体が明かされ、そして天使視点で綴られた数ページの文章。
あれは、特別に盛り上がるシーンではなかったですが、あそこが一番好きだなぁと感じました。
今回はこの辺りにしておきます。
シリーズものの感想は貧困なボキャブラリーになっていく私とこーをお許しくださいまし。
それでは読んでくださってありがとこーざいました!