『弱キャラ友崎くん Lv.2』感想
今日も弱キャラ友崎くん の感想を書きます。今日は二巻です!
二巻の表紙といえばみみみですね!!
ということでAmazonのURLを。
それでは始めます。
この二巻を読んですぐに思ったのは
『うおおお!!! 戦友!!!』ってことでした。
話の途中になり、生徒会選挙で戦うことになったみみみと日南。
みみみのブレーンになった友崎くんは日南に勝つための術を考えていくのですが、なんだかそこが、『離れている』のに『同じ戦場』にいて、『敵』なのに『楽しんでる』。そんな親友というか、好敵手みたいな関係性がものすごくぐっときました。
普段は友崎が完全に弟子ですが、こういう『ゲーム』みたいに戦っていくときには戦友になっていて、とても好きです。
それから。二巻では友崎と日南以外にも『戦友』が描かれています。
それはみみみと日南です。
日南のような、とてつもない才能マンは『才能』だけではなく、無茶苦茶な努力をしている。これは多くの人が知っています。同じ舞台で努力している人なら、なおさらです。
それは友崎が日南の努力を感じたように。
みみみも日南の努力を感じます。そして追いつこうとして努力を続けます。
けれど僕はこの二人——みみみと友崎——に差を感じました。
それはやっていることに『楽しさ』を感じているか、です。
みみみは日南に追いつくために、努力をします。そうやって目標に向けて努力するのはきっと尊いのでしょう。しかし、それは『努力のつらさ』を無視するようなものです。
一方で友崎は人生攻略も、生徒会選挙も、ゲームも楽しさを感じています。
『努力のつらさ』は感じても、負けないくらいの『楽しさ』も少しずつ感じている。
そこが二人の差だと感じました。
では日南はどっちなのか。
ちょっとわからないですね。
ただ、日南が努力の塊すぎて楽しさもつらさもない気がしてしまいます。
努力を楽しむ。
これは作品自体のテーマであるように感じました。
戦友として戦う日南と友崎が楽しんでいたように、いつか日南がもっと純粋に楽しめるときがくるのでしょうか。
それでは今日はこれで。