ライトノベルにありがとこー

読書した本について感想を書いていくブログです。 自称偏読家。

「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」感想

こんにちは、とこーです。

諸々が忙しく、ブログ更新出来ずにいたのですが、今日はどうしても「このタイミングで書きたい!」と思った本がありましたので、感想を書いていきます。

そう、発売からジワっていたこの作品です。

2巻が3月発売らしいですからね。今書かねば、いつ書くという話ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。この作品を読むことを決めたのは、ふと、Twitterでのこの作品の評判を思い出したことがきっかけでした。

 

無茶苦茶バズったわけではなく、でもよく考えるとTLに流れてくるのは「売れて欲しい」という声ばかり。

 

でもでも、タイトル見るに「うーん」って感じじゃないです?

陰キャ主人公×陽キャヒロインのラブコメって、なんか飽和してるじゃないですか。

「どうせ経験済みって言っても『そう噂されてる』とかなだけなんでしょ?」

とね、思ったわけですよ。

あるいは某作品のように、やむにやまれぬ事情があって、半ば体を売るように「経験」しなきゃいけなかったんじゃ、とか。

 

でもね?

この作品は違うんです。

もちろん、先述したようなストーリーが悪いとは言いませんが、この作品は、私にはとても「しっくりくる」ように思えました。

 

ヒロインの白川さんは、元カレがいて、ちゃんと「好き」だと思って付き合っていました。

序盤の、主人公が告白したあとの一連のやり取りから、彼女が決して尻軽なわけではなく、その名の通りホワイトな女の子なのだと感じました。

 

そこに、ギャル・白河月愛は生きていたのです。

 

主人公とも、罰ゲーム感覚だったり、遊び感覚で付き合った訳ではないように思えます。

あくまで、告白されて「好き」になったから。

もちろんその「好き」は薄っぺらいものなのかもしれないですが、それでも二人の関係は紛れもなく「好き」から始まっているわけで。

 

そこから、主人公を喜ばせようとする白河さん。この一途さも、きゅんとくる。

多分、「都合がいい」と思われてしまう白河さんには、人が良すぎるゆえのポンコツさがあります。そんなところが愛らしく、だからこそ、主人公の人物像が引き立っているように思えました。

 

序盤、部屋で「経験」しそうな流れになる主人公ですが、何だかんだ、彼はものすごく迷っていました。

後日、ちょいちょい後悔したりもしてて、そういうところはすっげぇダサく感じます。

 

 

感じるけど、でも好きになれました。

等身大。

ええ、そう言いたくて仕方ありません。

実際の高校生にこんな人がいるのかは、分かりません。私は学生ですが、あまり人との関わりがないので。

でも、ここにいるんです。

 

本の中に、加島龍斗という男の子が、いるんです。

可愛い女の子に「触れたい」と思って。

エッチさせてもらっておけばよかったとか、みっともなく後悔して。

そのくせヘタレだし、自信がなかったり、微妙に悩んでて。

けど、確かに「白河月愛のことを好き」な加島龍斗がそこにいました。

 

そういう目線で、読み終えてから、ふと最初を読んでみました。 

何故でしょう。

胸に満ちるのは、「好き」という気持ち。

これを、「甘々」って言葉で処理したくありません。

裏表紙を見れば、「きっとステキな気分になれるラブストーリー」とあります。

なるほど、と。

確かにこれは、ステキな気分になります。

ニヤニヤしました。ほっこりしました。そして二人を、応援したくもなりました。  

 

この作品、あくまで個人的にはって話ですが、「自分陰キャだけど彼女ができたよ」って人に刺さる作品なように思えました。

恋愛の「あるある」が詰まって──と書こうとして、それは違うな、と思いました。

恋愛のあるあるとは、多分ちょっと違う。

けど、うんうんと頷きたくなる葛藤があり、読めばきっと主人公と共感しながら駄べりたくなる気がします。

 

 

 

 

タイトルから見て、「経験済み」ってことから黒い歴史に触れていくのかなぁとか思っていたんですが、少なくとも一巻ではそうではありませんでした。

とはいえ、今後2人が仲良くなればなるほど、問題も出てくる気がします。

2巻も発売するそうで、続きが気になる限りです。

何気に、黒瀬さんのことも好きだったりする私とこーですので。

黒瀬さんと白河さんが仲良くなるっていうのは、物語のキーになりそうですもんね。

 

それでは今回はここまで。

未読の方は、読むべき1作だと思います。もちろん最近の「一対一の純愛ラブコメ」要素は強いのですが、そういうのに飽和気味な私が好きになれましたので。

 

2巻だけじゃなく、末永く続くシリーズになることを祈りまして!

読んでくださって、ありがとこーざいました!