ライトノベルにありがとこー

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「常勝魔のやりなおし~俺はまだ一割も本気を出してないんだが~」感想

こんにちは、とこーです。

本日はHJ文庫公式レビュアープログラム、10月発売の新作「常勝魔王のやり直し」の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレも程々にいきます。

ストーリーとしては、小説家になろうによくあるざまぁ俺TUEEEもの、と言った感じです。そこはもう、タイトルからも分かりますよね。

魔王だった主人公ジークは、勇者に勝てないことを察し、未来で再度生きるために自らを封印します。で、その封印された剣に触れて封印を解いた未来の、冴えない冒険者と融合して......という感じなわけです。

 

圧倒的な俺TUEEEなわけですが、この作品ではそんな彼の俺TUEEE度合いをヒロインの1人(魔王時代の配下)が、全力で解説します。実況、と言ってもいいですね。これが実にコメディチックで、ケラケラ笑えます。

俺TUEEEは上手く出来ないと陳腐なものになりそうですが、この作品ではあえて、その陳腐さをコメディに振ることで面白くしているように思いました。

 

その一方で、読んでいて思ったのは「ここまでやっていいん?」ということです。

それほどまでに、R18に近い描写が多かった。まさかこんな風にくるとは思わなかったので、ちょっとビビりましたよ。まあ、それが嫌かと言えばまた別な話ですが。

そういうのが苦手な方は注意、ということですね。

 

また、この作品は主人公も魅力的です。某魔王学院の魔王と比べると......となりますが、俺TUEEEなテンプレ作品という中では、なかなかにいいほうだと思います。

何より、魔王な頃の主人公と現世で人間だった頃の主人公の意識が混ざり合うことで、「え、何こいつツンデレ?」ってなるんですよ。そんな主人公の優しさをピンポイントで言う、ヒロイン②とのやり取りもなかなかにいい。

 

戦闘面で主人公を褒め称えるヒロインと、精神面で主人公を称賛するヒロイン。

別々のヒロインによる「主人公褒め褒め作品」だなぁ、というのが僕の感想でした。

 

 

......こんなところでいかがでしょうか。

面白かったけど、エロとか苦手な方は注意、という感じですね。

発売自体は明日のようですので、ぜひ、購入を検討してみてください。

 

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!