ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

『リア王!1』感想

こんにちは、とこーです。

近況とか話すと、まあ「テストやべぇ」「受験やべぇ」という悲惨なものになるのでもうそこには触れずに、本題に入っていきたいと思います。

今回は、実は前から気になっていた作品「リア王!」(シェイクスピアのじゃないよ)の感想を書いていきます。

リア王! (HJ文庫)

リア王! (HJ文庫)

  • 作者:若桜拓海
  • 発売日: 2012/09/29
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は2012年に刊行された作品です。もう8年前、ということになりますね。

そんな作品ですが、僕がラノベにハマり始めた頃(数年前)、HJ文庫さんの刊行作品を漁っていたところで発見したんです。が、これまで読めていなかった。

というのもですね、全体のストーリーがものすごく読めないんです。

 

あらすじをすっごく簡単に言うと「自分が王になると信じてやまない主人公(ヤベェ奴)がリア充度の低さに驚愕し、リア充など超越したリア王(ヤベェ奴)を目指す」というお話。

曰く、友達じゃなくて下僕を作るらしいんですが、読んでても「は?」となっていたので、手を出す勇気がなかったというわけ。

 

でも読んでみたら、超楽しめましたよ!

全体的には、かなりコメディの色の強いラブコメという感じ。

圧倒的にヤバい主人公と、それに巻き込まれる美少女二人が繰り広げるストーリーなのですが、何気にサラッと主人公がかっこいいしハイスペックなのがずるい。

割と、主人公の言葉は胸に来るものも多かったので引用。

世界は壊せるし、現実は変えられるし、理想は叶えるためにあるものだ。

リア王!/P55.L45

これを、ガチで自分が王になると信じてやまない主人公が言うから、ずるい。それまでのコメディなノリはどこに行ったってくらいに真摯な言葉で、ちょっと惹き込まれましたよ。

 

そして、主人公の行動。

ヒロイン二人への行動はもちろん、テストに関するアレコレとかその辺りはちょっと、思わず唸るかっこよさでした。

何気に、王らしさはあるんですよね。いやぁ、もう本当に全体的に馬鹿なくせにかっこいいしハイスペックなところがあるからずるい。

この「ずるい」に溢れた作品だった、と言いましょう。

 

全体的に、主人公の一人称で語られるので非常にウザイことこの上ないのです。それこそ某チラムネが初期の頃に言われていた、数倍は軽くイラッとします。

でも、主人公至上主義の僕からすると、これがなかなかに心地いい。何より、青春ラブコメと王っていうのを掛け合わせる発想がいいと思いました。

 

調べたところ、この作品は2巻まで出てるみたいです。

残念ながら打ち切りと言うやつなのでしょうか......時代的に俺ガイルとかが流行ってた気がしますし、ちょっと受け入れられなかったのかな、と邪推。

 

でもでも、すっごい好きな作品でしたよ!

可愛くてかっこいい主人公こそ至高だと思う僕からしても、この主人公はそれに当てはまりました。

もちろん可愛いってキュートって意味では無いですよ? 無邪気さとか、そういうところです。

 

それでは今回はここまで。

読んでくださってありがとこーざいました!