ライトノベルにありがとこー

読書した本について感想を書いていくブログです。 自称偏読家。

「カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています」1~3巻の感想

こんにちは、とこーです。

本日はちょこちょこ評判を聞いていたカノうわ既刊を読みましたので、感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

 

端的に一言。

やばいですわ。

今まで読んでなかったことを悔いるくらいには、この作品はすごかった。

正直にいえば、WEB発ラノベの最高峰だとすら感じました。

 

恋人に浮気され傷心のところに、ヒロインが登場。そこから甘々な話が……というのは、WEB小説には多いですね。詳しくは無いので分からないのですが、この作品がその先駆けだったり?

 

まあそこは根拠がないのでいいとして。

 

この作品の特筆すべきは、異様なまでのリアルさだと考えています。

以前なにかの本で読んだのですが、人は「非現実」に対して、現実よひもリアルさを求めるそうなんです。

その意味でこの作品は、あまりにリアル。大学など知りもしないくせに、「ああ、これはリアルだ。これが大学生だ」と思い込まされ、引き込まれてしまうのです。

そして、「付き合う」という関係性や男女、人間関係の描き方。

誤解を恐れずに言うのなら、私はこの作品を”毒”だと思います。あるいは、全てを狂わす不良品の歯車。これは、この作品が劣っているというわけでは決してなく、あまりにもこの作品に引き込まれてしまうからなのです。

 

ストーリーには、ずば抜けて大きい起伏はありません。ただ、日常がある。だというのに、その日常にある起伏が、まるで腫れ物のようにしてつっかえ、ストーリーを膨らませていくのです。

1巻、2巻はまだ「日常描写が上手い」という意味で引き込まれただけでした。

でも元カノとの交わりを描く、3巻。

薄々気付いていましたが、浮気は実際に浮気と言えるか微妙なラインで。

そういう意味で、主人公はクズとも言えるわけです。

でも「クズ」だとか、そういう感想を抱けないんですよ。

2巻の後のこれで、主人公の思考も少しずつわかるようになってきての3巻で。

誰のことも恨めない。というか、恨む恨まないじゃないです。引き込まれているのに、あくまで読者として世界を俯瞰させられているような感じなので、ただ「どうなるのか」と興味だけが引き立てられていくんです。

そういう意味で、この作品は私が出会った中で最も近く最も遠い、冷たく温かい作品と言える気がしました。

 

今回はここまで。

ストーリーに大きく触れたわけではなかったですが、良さを思い切り書けた気がします。

この作品を見つけ出すラノベ読みの皆さんの眼は、本当に尊敬します。

これからも末永く、4巻以降も発売することを祈ります。

 

それでは、読んでくださってありがとこーざいました!