ライトノベルにありがとこー

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「現実でラブコメできないとだれが決めた?2」感想

こんにちは、とこーです。

今日はラブだめ2巻を読んだので、感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

今回はラブコメができるクラス作りを目指した、ラブだめ2巻。

端的に言うと、これむっちゃずるいって思う作品でした。

序盤、7番さんとの打ち合わせとともに、怒涛の「頭おかしいのでは?」ラッシュ。空気を可視化とか、マジで本格的に「ラブコメ? は?」ってなりましたよ。

しかもそれに7番さんのお母さんも協力とか、もうやることなすこと、笑うしかない。そろそろ、主人公チートやん、と思ってくるレベルです。

 

そうして戦略的にやっていく様は、さながら頭脳戦。それこそ作中でも明らかに出ていたよう実じゃないですけど、そういうレベルですよね。

だというのに、です。

だというのに、この作品はそこで終わらない。乱立する伏線、カオス極まる状況。その核にあるのは確固たる青春ラブコメなんですよね。

1巻でも感じましたけど、2巻はクラスメイトが出てくるから尚更。

色んな人物の思惑が絡み合う状況の中で、勝沼の謎に近づいていくストーリーは、無茶苦茶いい。

そして、そんな中でも決して勝沼さんを排斥しようとはしないって言う長坂が、くそ好き。マジでラブコメに真っ直ぐすぎるというか、ほんと愛すべき馬鹿です。

 

でもって、終盤。

勝沼さんの謎を解き明かし、そして事態の解決へと動くその流れ。あれがもう、いい。

頭脳戦なんて「知るかボケ!」って感じで「ラブコメこそ最強」とばかりに突き進むのが、マジでアホすぎるヒーローって感じでよかったです。いやもう、ヒーローとも呼ばないくらいに泥臭くて熱かったかもです。

 

結局、ずるいのはそこなんですよ。

長坂はただただ、情熱で突き進んできるだけ。そして周りの賢い人物は動いているんだけど、その動きすら取っ払うくらい明後日の方向で突き進む、という。頭脳戦とも言えるし、スポ根とも言えちゃうし、ラブコメだし、というのがやばい。

 

そんななかでも好きだったのは、3箇所。

熱さでいうと、まずは7番さんが、長坂と清里さんが話しているところで「己を貫け」ってくるところ。あそこの、相棒感がやばい。好きすぎる。

で、一方の勝沼のシーン。

もう終盤全般やばいんですけど、あのゴミを集めたあとの堂々とした立ち姿がすごい好き。

で、ですよ! その後の、長坂の流れ。あれもう全部好き。全力で空回るところとか、1000回も土下座の練習してるところとか、正真正銘、良い奴だってところとか。

とことんラブ&コメでした。

加えて、勝沼さんの変貌ぶり。もう、がっつりヒロインじゃないですか。あの流れからのあの挿絵、最強ですよ、絶対。

 

 

またまた、7番さんの方も、色々と「ん?」と思うところがありました。やっぱり別のクラスって時点でなかなか難しい面がありますし、今後どうなっていくんでしょうか。

まだ誰もが長坂に対して明確な恋愛感情持っていないあたり、ハーレムでもないし……いやこれほんと、どうなるんでしょうね。7番さんと勝沼さんが絡む日があるのか???

 

 

にしても、他にもどんどん伏線を敷いてました。

生徒会の日野先輩にも何かありそうですし、メインヒロインである清里さんはもう、どこぞの魔王レベルでした。いや、あの最後のイラストは日南さんを笑えないレベルでは?

 

長坂のやることなすことが読めない、ストーリーも読めない、キャラの思惑も読めないという、本格的にトリッキーなこの作品!

2巻も超期待通りなので、早く3巻が読みたい所存です!!

 

長くなりましたが今回はここまで。

読んでくださってありがとこーざいました!