ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

【宝物みたいな夏】『ホヅミ先生と茉莉くんと。Day.3 青い日向で咲いた白の花』感想

こんにちは、とこーです。

10月に突入した今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。

本日はそんな今月発売された『とくんと。』三巻を読みましたので、感想を書いていきたいと思います。

ネタバレ要素はゼロじゃないと思うのでそのあたりはご注意を。

とはいえ今回はこの作品への愛がめちゃくちゃ高まったお話だったので、ぜひ未読の方は読んでみてください。

過去の記事を貼っておきます。

 

toko-96463.hatenadiary.jp

 

それでは行きましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

いつもならば要素ごとに抽出して書いていくのですが、なんだか今日はそういう気分ではありません。

この作品が大好きで、より多くの人に読んでほしい、という気持ちがあります。

この感想を読んだ誰かが作品に手を伸ばそうとしてくれたなら、それはどんなに幸せな子とか。

でもそれ以上に、この感想は思うがままに書きたい、と思いました。それくらい心に染み入る物語だったのです。

 

と、そんな言い訳をしつつ。

今回の三巻は夏のお話でした。

一巻から積み上げたものの集大成、第一部完。そんな感じがあるかな、というTHE登場キャラ皆活躍回だったと言えるでしょう。

 

夏。

皆と遊ぶ、楽しい日々。

それを時に可笑しく、時にえっちく、時に泣きたくなるくらいにキラキラした文章で描いてくれるのがこの作品であるように思います。

他の作品がどうというわけじゃないですけど。

この作品には、ちっとも要らない文章がないんです。

どの文章にだって物語性があって、感情を揺さぶられるだけの優しさとか、楽しさとか、そういうのがこめられていて。

文庫本約10万文字。

全てが、眠る前に読み聞かせてほしくなるような優しさを伴っていて。

全部が、朝読んで元気になれるような輝きを持っていて。

その中にある少しの特別が、宝物の中の代表だよって顔をして、誇らしげに存在しているんです。

 

だから日常描写一つをとっても胸がきゅぅぅと心地よくて、優しい気持ちになれました。

物語の中で起こっていることって、ものすごく突飛なことってわけではないんですよね。

クリエイターものと日常ものの掛け算。三巻に至ってはちょびっと懐かしさのあるドタバタ青春ラブコメっぽさもあって、だからとっても読んでいて楽しい。

 

その日々をホヅミ先生の視点で素敵に切り取るから、物語が本当に素敵なものに感じるのではないかと思います。

これって、一人称ならではですよね。

単にキャラが語り部となるだけでなく、それ以上に日常の切り取り手になっているわけで。

そういう作品はもちろんないわけではないんですけど。

やっぱりその中でもこの作品はずば抜けて好きだなぁ、としみじみ思いました。

 

 

そんなこの作品ですが、なかには熱いシーンもありました。

というかいつも、終盤にかけて一気に熱くなってくれるんですよね。

ホヅミ先生はやっぱりハッピーエンドに連れて行ってくれるんです。

バッドエンドどころかメリーバッドエンドすら認めない。皆が幸せになるように、不幸な展開を書き換えてしまうんです。

 

今回もやはり、問題が発生しました。

今回は朗読劇での問題。

それに対して、茉莉ちゃんが叫び、泣いたのが印象的でした。というかもうその前の時点から号泣必至。

大人になれたら。

そんな歯痒さをどこかで抱いていた彼女が、子供だから諦めきれないと主張して。その涙にホヅミ先生が応えて、全力で駆け抜けて。

仲間の力を借りて、皆で成功へ。

展開が最高すぎるうえ、その最高な展開を彩る文章すら最高だから手に負えない。

こんなの、全部が宝物になるに決まってる。

 

もう夏は過ぎてしまったけど、まだ外は暑いです。

我が家では冷房がついたまま。

秋の気配はちっともなくて、だから『ああ、まだ夏なんだ』って思っちゃうことができました。

 

その後の展開は、本当にハッピーエンド一色でしたね。

作家もので、時にビターな一面も描くのに、本当の本当に大事なところは全部幸せ一色に塗っちゃうんですもんね、この作品。

夢物語みたいな展開じゃないときだって幸せな気持ちにさせてくれるのに、最後の最後には最高の夢見心地にさせてくれるから本当に好きです。

 

三巻を経て、また好きになりました。

というか私、今回のこのラノでもがっつり票を入れてるくらい好きです。

 

なのでぜひね、四巻も出てほしいなぁ、と。

秋を、冬を、またやってくるかもしれない春を。

そして恋の行方とか、まだ見ぬハッピーエンドとか。

そういうものをもっともっと見せてほしいなぁと思うわけですよ。

 

そういうわけで未読の方!

ぶっちゃけここまで書いた感想のほとんどがポエミーで、『なんだこいつ』みたいな感じだとは思うんですけど!

まとまりとか一ミリもなくて読書感想文なら再提出を求められること間違いなしな駄文の書き殴りなんですけど!

でもこの作品がいいことには変わりないので、ぜひとも読んでみてください!!!!!!

 

 

 

 

 

 

……あと一つ。

読んだ人なら分かってもらえると思うんですけど、私はあとがきで泣きました。

なんかすっと、泣けました。なんででしょうね。ちょっとだけ自分のことが好きになれた気がします。チョロいのかな。

 

 

 

今回はこんなところで。

読んでくださってありがとこーございました。