『氷の令嬢の溶かし方①』感想
こんにちは、とこーです。
本日は小説家になろう発のラブコメ、「氷の令嬢の溶かし方」の感想を書いていきたいと思います。
それではいきます。
私は、この作品を1度ちらっと小説家になろうで読んだことがありました。読んだのは1巻収録分の途中くらいだったのですが、とてもじれじれで綺麗な純愛ラブコメだったのを覚えています。
しかしながら、最近はこういうじれじれの純愛ラブコメがかなり多いですからね。食傷気味になって、遠ざかっていたわけです。
でもでも!
読んでみたら、うん、やっぱりいいですよこの作品。
特に、小説家になろうで読んでいなかったところがいい。火神の家族の話にまつわる話が、何気にむっちゃ好きでした。伝説が引き継がれてるところとか、ロマンでしょ。あれが嫌いなオタクいるん? って感じ。
それ以外で見ても、なんというかすごく暖かいなって思います。じれじれな純愛ラブコメの中でも、甘いって言うよりも暖かくて心地がいい。そんな作品です。だから逆に、可愛さでものすごく悶えるってこともなかったんですけど、私にはそれがすごくぬるま湯みたいで気持ちよかったですね。
何気に、会話ににやっとする笑いの空気感が漂っているのもポイント。大爆笑ってわけじゃないのに、ククって笑える感じが、本当にぬるま湯で好きでした。
そして思うんですが、この作品は一際イラストとのマッチが凄いっす。
クール系というか、ミステリアスな印象のある女の子だからこそ、そんな子が見せる表情を描写だけでなく、イラストでも見れるのがいい。
これは再三言ってますけど、表紙の「白バックにヒロインオンリー」はまじでシンプルイズベストですからね。ロゴのデザインと相まって、表紙のセンスでは群を抜いてるような気もします。
こんなところでしょうか。
じれじれな純愛ラブコメって、基本的には平坦なストーリーでありながら感動シーンでどれだけ感動させられるかって言うのが肝かな、とか思ってたりします。
なのでぜひこの作品も、ヒロインに関する問題とかいろいろ考えて欲しいですし、主人公の将来のこととか、そういうところまで描いていってほしいものです。
モンスター文庫さんは1冊買って、「合わないかなぁ」となって感想を書いていない作品以来、2冊目なのですがやっぱり良作ラブコメをどんどん輩出していってほしいものですね。
それでは今回はここまで。
読んでくださってありがとこーざいました!