ライトノベルにありがとこー

読書した本について感想を書いていくブログです。 自称偏読家。

『あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね』感想

こんにちは、とこーです。

本日は、カクヨムでチョロっと試し読みして惚れた作品『あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね』の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

この作品は、ガチストーカーヒロインと、天才肌だけど傷を抱えた男の子による青春ラブコメです。

但し、その男の子には特殊能力があります。それが人の感情を色で読み取る、というもの。

それゆえにこそ描かれていく物語は単なる青春ラブコメ以上の作品でした。

 

男の子──宮代空也──からすると、ヒロインの久城紅は、割とガチでデレがないんですよね。

もちろんところどころ優しくしてくれるところなんかはあるんですが、それ以上に関わる機会が少なすぎて、デレが一切伝わってこないという。

でも、その一方で久城サイドで描かれる部分もしっかりと存在しており、そこの愛情の重さがたまらない。

いや、愛情が重いと言うより、不器用すぎると言った方か正しいでしょう。ハイスペックなくせに不器用だからこそ、ガチストーカーと化すのです。

 

じゃあこの作品は、そんな2人によるラブコメとして進んでいくのかな、と思いきや、そうはいきません。

なぜなら、幼馴染キャラがいるからです!

しかも、その幼馴染は幼馴染で割と狂気。主人公を護ろうという気持ちはあるんでしょうが、狂気具合で言ったら久城すら超えてるよ.....

 

そんな、ある意味ダブルヤンデレな青春ラブコメなわけです。

が、が!

それ以上に、主人公の天才感がすごいんですよね。

彼の描く絵がいろんな人の視点で語られたり、彼の見る景色が彼の口から語られたりするんですが、そのどれもが凄まじい。

そこの美しさに取り込まれて、気づくと泣いてたんですよね。

決して、過度に美しい情景描写がなされているわけじゃないんです。小説でしか見ないような形容詞が伝わっているわけじゃない。

けど、ふわふわのした美しさがそこにあったんです!

 

この作品、区切りとしては一段落ついていますが、まだはっきりと終わってはいないように思います。

ただ個人的には久城さん応援したい系なので、ぜひ続刊がでて、久城さんが報われて欲しいと思ってしまいます。

そういう意味ではこの作品、主人公を明確に定めるという無粋なことをするのなら、久城さんになるのかもしれません。

 

さて、それではここで。

楽しみにしていた作品でしたが、想像以上でした。

読んでくださってありがとこーざいました!