『妹さえいればいい。10』感想
こんにちは、とこーです。
今日は一日web小説に浸かる気満々だったんですが、思いのほか早く読み終わったので妹さえ10巻を読みました。ということで感想を書きます。
それではいきます。
前回のラストから続き、千尋が妹であることが発覚することからはじまりました。
全体的に千尋は歓迎され、妹を得た伊月の順風満帆っぷりが描かれ続けました。
妹としての千尋との色んな触れ合いは、実にハッピーな展開でした。和やかなムードってこういうこと言うんでしょうね。
そんな伊月を見て不安になる那由多ですが、これについてはあまりにもあっさりと伊月が安心させてみせました。
ほんとラブラブなカップルで羨ましくなりそう。
その一方、京も就職が終わります。
自分の手で、誰にも頼らないようにと思居ながら進む今日。罪悪感はどこかにありながらも進んでいくのはまぶしいです。見てて苦しくなりそ。
新人作家たちの方もまた変化が。
ラノベ界もまたなかなかに大変なもので、初の作品は打ち切りに。
春斗はそんな彼女に、以前京に言われたようなことを言いました。この前に助けられたことを別の人に、的な展開はガチで燃えます。マジでここの師弟関係がすごい。このまま、ぜひ師弟関係を続けて欲しい。
初が砂漠だ、と言うラノベ界。
そんな中でも、初はまた歩きだします。
一方の春斗も、同様に。
千尋とのアキバへのお出かけを経て、はっきりと目標を見いだしました。
分析を徹底していた彼が進む、どちらかと言えば売れなさそうなジャンル。
凡人の星たる彼はどう進んでいくのかも、気になります。
でも最後。
伊月の苦悩が今回はもっとも強く印象に残りました。
三人称だから出来る演出。ともすれば傲慢のように振る舞いながらも、その実、ずっとこらえ続けていた問題。
自分の作品をキモチワルイと思えてしまった時の怖さは、どれほどなのでしょうか。想像するだけだ胸が苦しいです。
それに彼には色んな目的がある。那由多に追いついて、並び立つために頑張らなきゃいけないはずだった。
なのに進めなくなってしまう伊月。どんなふうに彼が進めるのか、誰が背中を押してあげられるのか、主人公になれるのか。すごく応援したいです。
最後の彼の気持ちの吐露は苦しくてたまらなかったです。
次回、少しでも幸せになってくれたらいいな。
と、これで今回は終わりにします。
話は違いますが、もうすぐ豚レバーの発売なのでワクワクしております。皆様もぜひ。
それでは読んで下さってありがとこーざいました!