『妹さえいればいい。5』感想
こんにちは、とこーです。
今回も妹さえの感想を書いていきます。結構流れが違うので一概には言えませんが、ここからはアニメを見た事の無い僕にとって、完全に未知な感じです。
それではいきます。
今回はこれまでとは異なり、伊月よりも京へのフォーカスの強いストーリーでした。
編集部でアルバイトをすることにする京なわけですが。。。
もう、ここから刺さりすぎというか応援したくてやばい。
ラノベ編集を目指してる僕的には、このアルバイトしてみたいくらいです。というか、高校卒業したらやりたいたすら思ってることです。インターンとか色々ありますが。
ともあれそんなこんなで編集者アルバイトとなった京が、あれこれやっていきます。
伊月がアニメの会議で何も言えなくなってる時にすっと言ってあげちゃったり、蚕が親に受け入れられるように語ったり、なんか無茶苦茶すごいです。
業界を知らないから言える彼女の姿って、他の編集者からしたら眩しいんでしょうね。そういう意味では、ここでも人には人の欲しいものがある、ってところが現れてるのかもです。
今回は、京のアルバイトの関係もあって、業界事情の方についてもかなり細かく書いてありました。
真実かはともかく、ここの業界感はいいです。
これまではラノベ作家サイドの業界感が多かったですが、編集サイドの業界感も交わると、なかなかどうして、読んでいてただ笑うだけじゃない面白さが出ています。
そんなこんななわけなのですが、1番感動したのは、バーでの春斗と京の会話です。
凡人で、けど意地で頑張っている春斗と、自分を空っぽに感じている京。この二人の会話は重くて、感動しました。
『かっこいい奴らばっかじゃ、世界はきっと生きにくすぎると思うんだよ。』ってセリフは、読んですっごく泣けました。
なんか、すごい救われたと同時に鼓舞されたような、そんな感覚です。
そして、一気に動いた恋愛模様。
あそこではっきりと、とんでもなくはっきり断れちゃう伊月はかっこいいです。
この失恋を経て、京はどうなっていくのか。正直、今回の話を経て京への応援度が無茶苦茶上がりました。
それでは今日はここまで。
今回からコメディとシリアスの比率がかなり変わってる気がしますが、この、メリハリを持ってはっきりと笑わせてくれるのとなかなか重くて熱いストーリーは、僕好みで最高です。
それじゃ、読んで下さってありがとこーざいました!