『継母の連れ子が元カノだった2』感想
こんにちは、今日はなぜだかダウナーだったとこーです。
チラムネとか、諸々の情報公開がされましたので、そのことについては今度ブログにまとめたいなぁと思いながらも、テストと四苦八苦しております。
今回は『継母の連れ子が元カノだった』2巻の感想を書いていきます
いきます。
今回の2巻のストーリーは、なかなかに王道なストーリーでした。
以前1巻で視点移動の巧みさについて語りましたが、今回については前回ほどの激しさはなく、その分読みやすさと感情移入度の高いストーリーでした。
個人的に泣いたのは2箇所。まずテストの一連の話ですね。
それまでの、高校生らしいわちゃわちゃイチャイチャなノリとは一転一気に熱いストーリーになっていて『おおっ!』と思わされていました、途中までは。
けどどうでしょう。
途中からはそういう熱さじゃない、主人公のかっこよさが滲み出まくるストーリーでした。
結女の色んな気持ちがとても理解出来て、だからこそ水斗のやったことのかっこよさとか嬉しさとか悔しさみたいなものが全部混ざってきました。
個人的に、この2人は互いに助け合うパターンなのかと思ってましたけど、どちらかというとしっかりしようとして、事実しっかりしてる結女のことをすごく分かってる水斗が支えてあげるノリが強そうです。
国語でわざと間違えたのに勝つあたり、ほんとに努力したのが垣間見えてくそかっこいいし。
大号泣ですよね、あそこは。
で、それが終わると今度は水斗にできた友達のいさなとの話でした。
その前の話を先にしますが、今巻の最初の方には片親である2人の話がなされます。結女が水斗をどんな風に見ていたのか、とかそういうところが心に残りました。と、同時に。今回は(もしかしたら前回も)恋愛関係の脆弱さみたいなのとか、もっと言うと人によって違うってところが描かれていました。
別れてしまった結女の母と前の父。そして結女の母と水斗の父。
別れてしまった水斗と結女の関係だったり、小暮と暁月だったりもそうですね。
で、そんな中に出てくるのがいさななわけです。
彼女は『主人公とヒロインの間に現れてヒロインを燃え上がらせるヒロイン』的な立ち位置と捉えることもできます。そういう作品は多いものですし、王道でしょう。ただこの作品ではそれだけではなく、恋愛や友人という関係性への問題提起、そして誰もが異世界人であるという結論への道筋としても重要な役割があるように思いました。
あの告白シーンは圧巻でした。
なんだか嬉しさがあって、泣きましたね。
あれは多分、水斗視点じゃなくて結女視点だからこそだと思います。
つまるところ、やはり視点移動がうまい。どっちの視点での物語展開が楽なのかわかっているし、どっちの視点を書いても満足させられるだけの技量がある。その作品的なすごさも感じました。
まあ、仮に主人公視点だけでも最高なんだろうなぁ、これ。
別れてしまった2人の話って、なんだか僕が求めるストーリーの一つであるように思います。
と、今日はこれくらいで。
情緒不安定さがあれで悲しくなりそうですがけなげにやっていきます。
明後日は奪ラブの発売日。テスト勉強がんばるぞい。
ということで、読んで下さってありがとこーざいました!