『俺を好きなのはお前だけかよ(3)』感想
こんにちは、とこーです。
前回に引き続き、俺好き3巻を書きたいと思います!!
3巻は俺好きの中でも特に好きな巻のうちのひとつですからね。
好きだからこそ語彙力ごみになりますがご了承を。
それでは行きます。
俺好き3巻はツバキが登場する!
からの、ジョーロくんの苦悩が描かれた巻でした。電撃文庫は3巻が結構打ち切りの分かれ目な印象なので、そういう意味ではひとまず話をまとめたなぁと思いました。
ジョーロくんのモノローグによる進行はやっぱり面白いし勢いがあって好き。
そんな中、やっぱりちょこちょこ不穏なトラブルが起こります。
サンちゃんやひまわり、コスモス先輩、ツバキ、パンジー。みんながみんな個性が強くて輝いている人だからこそ、ジョーロくんが引け目を感じるのも当然でしょう。
1巻も2巻も、確かにジョーロくんは頑張った。
けれどもだからといってそれは主人公と言えるほどではない。根本的な解決はパンジーやサンちゃん、コスモス先輩に任せちゃっているような思えるかもしれません。
そんなジョーロくんだからこそ、引け目を感じて色んなことが上手くいかなくなります。
でも色んなことを通じて主人公である覚悟を持ちます。
ある意味では今後続いていく物語のために『主人公』になるのがこの巻でした。
主人公が真山おじさんと話すところは涙無しには読めませんでした。
1巻から一貫していた『友達のために』を改めて意識するジョーロくんの菅田はかっこいい主人公でした。
ひまわりとジョーロくんとの関係もまた、よかったです。
幼なじみ=恋愛みたいな印象ばかりの昨今で、しっかりと友達としての幼なじみを描いているのはさすが俺好きだと感じました。
友情があるからこその恋愛。そういう青春、本当に好きです(こればっかり言ってるな)。
そんな3巻の中でも特に好きなのは
俺ってほんとに、どこにでもいる平凡な………
「……ちゃんと伝わったよ」
主人公なんだ。 俺好き3巻P316L8-10
ってところでした。
1巻のあれからのこの1文。
もうぐっときます。これを気づかせてくれたツバキもまた、良き友達でした。
友達という関係を広げて友達との関わりで生まれてくる色んな感情を描いたのが3巻であったように思いました。
主人公が『友達キャラ系』だとこういう系の葛藤はありがちですけど、なんか自分を主人公って認めるってパターンも珍しいですよね。
そんなところのあおくささも好みだなぁと改めて感じました!
今回はここまで!
書きたいことはたくさんあるのに言葉が出てこないしまとまらないジレンマを抱えながら今後も突き進みたいと思います。
それでは読んでくださってありがとこーざいました!