ライトノベルにありがとこー

『好きでワクワク』をコンセプトにしたラノベブログです。

「夢見る男子は現実主義者3」感想

こんにちは、とこーです。

本日は私的推しラブコメに入る作品、「夢見る男子」の第3巻を読んだので感想を書いていきますよ!

夢見る男子は現実主義者 3 (HJ文庫)

夢見る男子は現実主義者 3 (HJ文庫)

  • 作者:おけまる
  • 発売日: 2020/11/28
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

猛アプローチし続けた日々から、少しずつ時間が過ぎ、関係が変わっていった1-2巻を経ての今回。

夏休みになると共に、渉の有能さもちょこちょこ出てきて、ラブの要素が加速していくお話だったように思います。

 

読んでいて、もうこのポップ感溢れる会話や地の文のうっとりしました。読んでいて、余すところなく笑えるし、渉のことが好きになる。

1巻2巻もそうだったのでしょうが、しばらく空いて読んだら尚更感じましたね。

 

 

好きだったシーンは、愛花が渉を見つけて……というところ。

これwebの時にも好きだったんですが、何度読んでもむっちゃいい。二人の間だからこその関係性とか、そういうのもあって、むっちゃよかったです。そしてどんどんデレて可愛くなる愛華よ。

 

加えて、一ノ瀬さんとのやりとりも好きなところでした。これは、紙で読むと尚更って感じでしたね。

渉は、個人的に、俺ガイルの八幡と同様、地の文で語るくせにその性格を全てさらけ出さないってキャラだと思ってます。

だから、こういう行動一つ一つが彼の姿を映し出す感じがあっていいっすね……うん、いい。

 

 

でもって、4巻よ!

4巻が決定したということで、おめでたいです!

基本的に「the web小説」という感じで1巻1巻の区切りも「あ、そこなんだ……」ってかんじだったりするのですが、その分読みやすさは抜群なので未読の方はぜひ!

それでは今回はここまで。

読んでくださってありがとこーざいました!

 

「世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い」感想

こんにちは、とこーです。

ここしばらくラノベ不足すぎる私ですが、今日はようやく取れた時間を使って読んだ作品の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

今作は小説家になろう発の、甘々なラノベです。

物語の発端は、当時小説家になろうの中で流行っていた「幼馴染ざまぁ」モノ。そこから発展して甘々なストーリーが始まる、というのが概要でしょうか。

 

もうとにかく幼馴染愛MAXな作品だな、というのが印象なのですが、そちらに触れると甘々なラブコメにありきたりな感想になってしまうので今回はあえて別のところを。

 

今作は幼馴染との「今」と「過去」が交わりつつ、少しずつ主人公が前に進んでいくのですが、何気に主人公に共感できる人は多いのではないかと思います。

 

何しろ主人公は小説家になろうに投稿し、そして心が折れそうになった経験があるのです。

「この作品ならきっと書籍化できる」とすら信じていたのに読んですらもらえない。そんな理想とのギャップを知って、それでも泥臭く足掻いていく主人公の姿は、ラノベ好きでワナビな方なら、まず間違いなく共感できます。

そしてそんな彼が作中で投げかけられる言葉一つ一つが、胸にしみ入るのです。

 

とことん幼馴染の幼馴染らしさを追求し、そこを突きつめている作品。

そしてそんなこの作品の「書籍化」と作中での「書籍化」はあまりにも上手くダブります。

というか、私、web版読んでた時、書籍化決まっていない時点で読んでて「え? これ書籍化するん?」って勘違いするくらいには引き込まれてましたからね。

 

そんな今作。

一巻だけでも十分面白いんですが、できれば主人公が書籍化した後の苦難とか、妹の話とか、イチャイチャとか、まだまだ読みたい話が思い浮かぶお話でもあります。それほどまでにキャラが生きてる、ということです。

 

なので2巻3巻と出たらいいなぁ……と。

売れますように!!!

 

 

と、今回はここまで。

12月は買う予定の本も沢山ありますので、ブログも更新します!

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

「このライトノベルがすごい!2021」について話すコーナー!

こんにちは、とこーです。

最近は多忙すぎてめっきり記事が書けていないのですがもちろん、このラノについては書いていきますよ!

このライトノベルがすごい! 2021│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル

 

 

私とこー、今回はなんと協力者枠として参加させていただきました。

そんなわけで、その辺のことも語って行くつもりです!!!

 

 

自称しているように私は偏読家なので、ランキングに入った作品全てを語ったり、業界分析をしたりすることはできませんが、それでも語りたいだけ語っていきますよ!

 

 

①1位はなんと……!

まずはなんと言っても、1位にランクインした作品の話ですよ!

単行本・ノベルズ部門に関しては残念ながら1冊も読んでなくて語れないので、文庫本部門の方を。

 

そう、「千歳くんはラムネ瓶のなか」が1位ですよ!!!!!!!

 

推していた作品が1位にランクインすることの、この嬉しさが半端ない!

軽く泣きましたからね、マジで。それくらい嬉しかったですし、2位以下とのポイントの差を見て、さらに泣きました。

 

もちろん、冷静かつ客観的に分析をすれば、色々とあると思います。

でもそんなことは飛び抜けても、やっぱりチラムネは最高ってことだと思います。

考えてみても、2巻~4巻は1巻とは雰囲気が違いました。特に3巻以降は、ただでさえ大好きだったチラムネがさらに一皮剥けたのだと思うくらいの衝撃でした。

そういう意味でも、チラムネの本番とも言える2巻以降が発売した今回、1位になれて、ファンとして嬉しいです!

ところでそんなチラムネの作者である裕夢先生のインタビュー記事はごらんになりましたでしょうか?

もうね、あれだけ見てもすごい読み応えがあります。これまでTwitterなどで発信なさっていたことも多々ありますが、その他にも色々と話が出てて、超いいですよ。

 

②他の作品を見てみると……

文庫部門の他の作品も見てみましょう。

私が読んでいる(追っかけている)作品というと、上位40位に入っていたのは

ようこそ実力至上主義の教室へ

「継母の連れ子が元カノだった」

弱キャラ友崎くん

「カノジョの妹とキスをした」

「妹さえいればいい」

「現実でラブコメできないとだれが決めた?」

「豚のレバーを加熱しろ」

「─異能─」

でしょうか。

その他、途中で断念してしまった作品などもあるのですが、こういう結果を見ると再チャレンジしたくなるものです。

 

個人的にはよう実が3位だったのが意外でした。

先日430万部突破したとの話も出ていましたし、今年は1位をとるのでは、と思っていたくらいです。

ただこちらはWebアンケートの方でのポイントは1位とのこと。

この辺りの話を細かく考察するつもりはないのですが、人気なのは間違いなしですね。

ちなみに私は2年生編3巻はお預け状態です。4巻が出るまで我慢しています……。

 

その他、私が好きなラブコメも多々ありました。

どれも2巻が楽しみな作品ですし、来年のこのラノはまた違った結果になる予感がびしばししますね。

 

そして、その他のファンタジー系。

私「おお!」と思ったんですが、異能が今回はいってるんですよね。

この作品は本当に凄かったですけどシリーズものでは無いので入るか懸念してましたが、入ってよかった!

これを機に、もう1回読み直したくなってきましたよ。

 

 

その他、ランキングを見てて、天使様には手を出して行きたいなぁと思いましたね。

Webで満足しちゃってたんですが結構プラスされているところもあるみたいですし、これはもう、読むっきゃないなぁと思います。

スパイ教室はこれまでなかなか手が出てませんでしたが、こちらも気になるところ。

なかなか予測できない空気感があるので迷ってるんですが、いずれは読んでいきたいものです。

あとはたんもし。

こちら、2巻まで読んでやめちゃってたんですけど、これを機に再開してみようかなぁとも思います。

 

 

③それじゃあ私が投票した作品は……

私が投票した作品に移りましょう。

私が投票したのはこちら⤵︎ ⤵︎

1位 千歳くんはラムネ瓶のなか

2位 現実でラブコメできないとだれが決めた?

3位 俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。

4位 継母の連れ子が元カノだった

5位 夢見る男子は現実主義者

 

もう、趣味全振りワガママコンボって感じの投票でございます。

順位については迷ったんですが、何を入れるかって言うのはほぼ迷いませんでしたね。

どの作品も、本当に主人公を愛せる作品です。

これ、このラノにも書いたんですけど、本当に主人公が好きなんですよね。

 

俺ガイルからラノベ沼に浸かり始めた私は最初の頃は「主人公は自己投影できるやつがいい」って思っていたんですが、最近はその辺も変わりました。

これはそもそも俺ガイルの主人公、八幡への認識の変容もそうですし、チラムネの朔のような存在のおかげでもあります。

 

だからこそ、「友達になりたい」と思ったり、「こんな風になりたい」と憧れたりできる主人公が登場する作品を選んだつもりです。

もちろん、そもそもラブコメ好きなのでそれ以外はあまり読めてないっていうのはあるのですが。

 

 

ともあれ、こんな偏読家が「好きだ」という作品ですので、広く読める方からしたらもちろん楽しめる作品と言えます。

なのでまだ読んでいない方は、ぜひ買ってくださいね!!

 

 

と、こんなところで。

今試験やら学校の活動やらで本当に忙しいのですが、12月からは時間ができる予定です。

そしたらちょこちょこ更新していきます。

 

そんなわけで、読んでくださってありがとこーざいました!

「スパイ教室01《花園》のリリィ」感想

こんにちは、とこーです。

本日はテスト勉強の合間に読んだ1作、スパイ教室1巻の感想を書いていきます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発売当初からかなり評判が良かった今作。

騙されるとのことですごく注意深く読んでいたんですが、正直、息をのんで「あーー!」ってなるような騙され方はしませんでした。

 

むしろ、読んでいて、さも当然のように描かれていて、違和感すら感じないし、伏線として回収されていくことにも驚きすらなく、「さも当然そうなる」ということが目の前で描かれていくのを茫然と見ているような、圧倒的な現象が起きてました。

 

というと、伝わらないでしょうか。

少なくとも、けなしてるわけではないです。むしろ、「騙す」の事件が「騙す」を超えている、という話。

あまりに自然すぎて、驚きすらないんですよね。むしろ、今も騙されている気分。

 

そんな今作なのですが、そういう「騙し」とは関係ないところでもガチ面白い。

スラスラと読める飲みやすい文。なのに情報量はしっかりとあり、余すところなく、面白いんです。

 

1巻ではそこまでキャラを深堀されてなかったですけど、2巻からはそのあたりも補完されるのでしょうか。

1巻ではどのキャラがいるのかすら最後になるまで読んでいるとはっきりしないという隠匿具合、よくラノベでやりましたよね。

普通情報開示はそこそこにキャラを描いて、その魅力で読者を惹き付けるものなのに、そこまで強くキャラを描かないんですから。

そのくせキャラが生きているって感じがするから、凄いんですよ、これ。

この作品にキャラPVまで作って推していくというあたりは、本当に巧みな気がします。単なる広報以上の凄まじい役割を果たしますよね。

私とか、正直Pvの印象が強すぎて、まだ《愚人》の存在を理解出来てませんからね。その辺も含め、全てがトリックになっているような気すらしますよ。

 

 

 

魔女と猟犬といい、スパイ教室といい、ラブコメ好きの私が好きになれるファンタジーが増えていて嬉しい限りです。

というか、今後はこつこつ、ファンタジーを読んでいきたいところです。

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

「聖剣士さまの魔剣ちゃん1~孤独で健気な魔剣の主になったので全力で愛でていこうと思います~」をすこれ!

こんにちは、とこーです。

今回はHJ文庫公式レビュアープログラムでいただいた「聖剣士さまの魔剣ちゃん」について書いていきたいと思います。

ネタバレなしでいきますよ!!!

 

 

さあ、いきます!

あのですね、まず色々という前に言いたいんですが、この作品はすごい読むべきですよ!!!!!

HJ文庫公式レビュアープログラムということで何冊か読ませていただいていますが、その中でもこの作品はダントツでいいと思います。なので、読んでね、というところをこれから書いていきますね。

 

まず、全体的なテンションが、本当に僕好みでした!

なんとなく、大筋だけは小説家になろうでも見かける追放ものを踏襲してるんですけど、もうその跡形もないくらいに魔改造されていて、凄まじくハイテンションなのが超いい。

かといって、そのテンションの高さが、コメディの押しつけになってはいないんです。

これが、なかなかすごい。

異世界ものの中には「こういうのが面白いんだろ?」みたいなコメディを押し売りしてくる作品もあると思うんです。それこそ、作品のベースの空気と外れてて、「ん?」ってなったり。

でもこの作品はそういうことがちっともないんです。すっごく笑えますし、それが作品の根底と食い違ってないんです。だから、もの凄くするっとコメディが受け入れられて、すっごい面白いんですよ!!!

 

 

でね、でね。

タイトルを見てくださればわかると思うんですけど、魔剣ちゃんがすっげぇ可愛いんです。もうそれだけで白飯何杯もいけるレベル。

そしてそんな魔剣ちゃんを愛でる周囲のキャラとの掛け合いがくっそいい!

ファンタジーで最近流行りのいちゃラブものをやったらこうなるのかも、というのがビシバシ伝わってくるのです!!!

 

 

そしてね、主人公至上主義の僕が満足できるくらいには主人公もかっこいい。かっこよさがスルーっと水面下に隠されていて、そこが激しくいい。

加えて、その他のキャラももの凄く濃く、誰も彼も彼もが魅力的なのです!

 

と、いうことで。

コメディがいい、ヒロインが劇かわ、主人公がかっこいい、キャラが濃くて魅力的と!

無茶苦茶にいい作品なので、ぜひ発売した際にはお読みください!

※レビュアープログラム参加だからと忖度してるわけじゃないですよ、マジで!

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『魔女と猟犬』感想

こんにちは、とこーです。

今回はTwitterでも話題になっている、「いやもうこれ絶対面白いやつやん」な魔女と猟犬の感想を書いていきます。

魔女と猟犬 (ガガガ文庫)

魔女と猟犬 (ガガガ文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

さて、まず最初に言いたいのは魔女と猟犬の神PVですよ!

私、実は魔女と猟犬は買うつもり無かったんですけど、あのPVと公式サイトのかっこよさで即買うことにしましたからね。

まだ読んでいない方は、とりあえずこんなチンケな感想を読む前に公式サイトへレッツゴーです!!!!

 

 

で、内容なんですが。

まずですね、私は基本ファンタジーが苦手なんですよ。読むとしたら小説家になろうで投稿されるような、もの凄く分かりやすい「なろうもの」くらいです。あとはラブコメしか読まないですし、ファンタジー要素があっても基本はラブコメ、というのばかりだったんです。

しかし、この作品。

買って、読んで、すごい読みやすいんですよ。三人称っていうのもまた私的には苦手なはずなのに、開幕数ページで速攻引き込まれる。時間の関係で一気読みといかなかったのが残念なくらいです。

「お前は、どんな“魔女”の物語を知っている?」っていうのがかっこいいですし、そこから主人公たるロロの話になっていくのも、すごいいい。

ほかのファンタジーを知らないのでなんとも言えないんですが、するする読めて、なのに重圧に感じるストーリーっていうのはむちゃくちゃすごいんじゃないかと思います。私も、読み応え抜群すぎてほわほわしましたから。

 

ストーリーの大筋としてはあらすじのまんま。

端的に言えば超ヤバイって言われてる魔女たちを集めていくストーリーだけど、その過程で邪魔とか入るし、国家間のいざこざとかも......って感じです。

でももしそういうあたりを細かく理解できなくとも、キャラの魅力だけで白飯三杯はいけますね。

 

 

特にロロ!

犬の話で、自分と共に育った犬を殺さなきゃいけないところで、殺さない道を選んだわけですよ!

これがね、もうこのかっこよさがすごい。そういうクソ喰らえ感って、もう絶対好きなやつじゃないですか!

その他、ロロの主人とかたくさん魅力的な仲間サイドもいるわけですが、それに加えて敵キャラまでグッとくるのだから、すごい。

男の子の好きなワード盛モリセットかと思うくらいに厨二心を刺激されますし、実際にバトルになった時の手に汗握る感じは圧巻。

想像力に乏しいので脳内映像化とかできないんですが、それでも「おおお!!!」ってなりました!!!

 

 

 

こほん、謎のテンションになりました。

ともあれ、この作品はとにかくかっけぇってことです。

あとは、あれ。忠義とか、主従関係の話も私はすごい性癖なので、最後の方はグッときました。

 

 

全体的に、やっぱり1巻なので物語の開幕的な部分も強いと思われます。ネタバレを恐れずにいえば、1巻の主要キャラの何人かは死んでますし。

けどその分魔女も仲間になってくれましたし、今後が楽しみです。

今後の魔女はどんなキャラなのか、九使徒との戦いは....? 超気になるので、続刊出たら絶対買う作品です!

 

 

それでは今回はここまで。

みなさんもぜひ読んでみてください。

読んでくださってありがとこーざいました!

『美少女と距離を置く方法1.クールな美少女に、俺のぼっちライフがおびやかされているんだ』感想

こんにちは、とこーです。

本日は美少女と距離を置く方法、通称びきょりの感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

発売時期が被っていることもあり、加えて小説家になろう発である点が共通してもいるので、何となく氷の令嬢の方と同じ系統の作品なのかなぁと思いなかなか手が出ていなかった今作。Twitterで作者様から推していただいたこともあって読んだのですが......うん、よかった!!!

 

感想を書いている時点でお察しなのですが(面白くないと感想書かないので)この作品は、すごく面白かったです。

自分はじれじれイチャラブ系のラブコメにそこそこ食傷気味なのですが、この作品はそういう空気が残りながらも、かなり人間関係が丁寧に描かれていました。

Twitterとかでも友人たちがすごく描写されてていいって話を見かけていました。だからこそ「あれ、そんな言うほど? イチャイチャラブコメなら普通にこれくらいやない?」とか、途中までは思っていました。

しかしながら、話が進んでいくにかけて、その印象はパッと消えましたね。

もちろん、こういったラブコメのテンプレは踏襲されています。でも読んでいてテンプレだとはまったく感じない丁寧さがあり、そこがすごく良かった。ちょうど自分がラブコメ書いている時期なこともあり、より一層、凄みを感じました。

 

そんな風に周囲のキャラに焦点をあてたのですが、やっぱり主人公至上主義の私としては主人公の方にも目が行きます。

彼は選択系ぼっちなわけなのですが......カレの考えとか、そういうのがすごい共感できました。

自分の考えが異物で、ちゃんと友達を作るにはやりたいことをやっちゃダメだし、言いたいことを言ってもダメ。なら、友達はいらない。そんな彼の考えはするりと入ってきて、結構グッときました。

だからこそ、ヒロインである橘の告白への返事はですね、マジで泣きましたよ。

皆に愛されてほしいけどそれが無理なら、私だけでも.....って、最高じゃん。

単なる告白(の返答)以上に心を支えてくれる言葉だし、事実告白(の返答)以上の意味を持つ言葉なように思いました。その言葉をはめてくるあたり、強いと思う。

 

 

 

今回はここまで。

1度、ラブコメでも何でも、こういう風に読んだ後に感想を書くのではなく、実況形式で感想を書いてみたいなぁとか思ってます。あるいは単に読んでいるところを録音して、独り言を文字で書き起す、みたいな。

いやね、そうでもしないとこの作品含め、魅力を上手く伝えきれないと思うんです。

 

ともあれ、この作品は2巻決定だそうで。

付き合ったところから続けつつもストーリーを面白くするのってラブコメだとムズいなぁってちょいちょい思うんですが、期待して待っていたいと思います。

それでは、読んでくださってありがとこーざいました!

『氷の令嬢の溶かし方①』感想

こんにちは、とこーです。

本日は小説家になろう発のラブコメ、「氷の令嬢の溶かし方」の感想を書いていきたいと思います。

氷の令嬢の溶かし方 : 1 (モンスター文庫)

氷の令嬢の溶かし方 : 1 (モンスター文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それではいきます。

私は、この作品を1度ちらっと小説家になろうで読んだことがありました。読んだのは1巻収録分の途中くらいだったのですが、とてもじれじれで綺麗な純愛ラブコメだったのを覚えています。

しかしながら、最近はこういうじれじれの純愛ラブコメがかなり多いですからね。食傷気味になって、遠ざかっていたわけです。

 

 

でもでも!

読んでみたら、うん、やっぱりいいですよこの作品。

特に、小説家になろうで読んでいなかったところがいい。火神の家族の話にまつわる話が、何気にむっちゃ好きでした。伝説が引き継がれてるところとか、ロマンでしょ。あれが嫌いなオタクいるん? って感じ。

それ以外で見ても、なんというかすごく暖かいなって思います。じれじれな純愛ラブコメの中でも、甘いって言うよりも暖かくて心地がいい。そんな作品です。だから逆に、可愛さでものすごく悶えるってこともなかったんですけど、私にはそれがすごくぬるま湯みたいで気持ちよかったですね。

 

何気に、会話ににやっとする笑いの空気感が漂っているのもポイント。大爆笑ってわけじゃないのに、ククって笑える感じが、本当にぬるま湯で好きでした。

 

そして思うんですが、この作品は一際イラストとのマッチが凄いっす。

クール系というか、ミステリアスな印象のある女の子だからこそ、そんな子が見せる表情を描写だけでなく、イラストでも見れるのがいい。

これは再三言ってますけど、表紙の「白バックにヒロインオンリー」はまじでシンプルイズベストですからね。ロゴのデザインと相まって、表紙のセンスでは群を抜いてるような気もします。

 

 

こんなところでしょうか。

じれじれな純愛ラブコメって、基本的には平坦なストーリーでありながら感動シーンでどれだけ感動させられるかって言うのが肝かな、とか思ってたりします。

なのでぜひこの作品も、ヒロインに関する問題とかいろいろ考えて欲しいですし、主人公の将来のこととか、そういうところまで描いていってほしいものです。

モンスター文庫さんは1冊買って、「合わないかなぁ」となって感想を書いていない作品以来、2冊目なのですがやっぱり良作ラブコメをどんどん輩出していってほしいものですね。

 

それでは今回はここまで。

読んでくださってありがとこーざいました!

テストも余裕が出てきたし、チラムネ語りするよ、の巻

こんにちは、とこーです。

いやぁ、ようやくね、長いテスト期間も終盤に差し掛かりまして(投稿する際には終わってるかも)、本格的にチラムネについて語ろうかな、と。

いや4巻については話したんですけどね。やっぱり、チラムネは僕的に特別な作品ですし、語りたいな、と。

ただ今回はかなりマニアックな話になる&特典に関するネタバレもございますので、注意してください。

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Kindle
 
千歳くんはラムネ瓶のなか 3 (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか 3 (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: Kindle
 
千歳くんはラムネ瓶のなか 2 (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか 2 (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Kindle
 
千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2019/06/18
  • メディア: Kindle
 

未読の方は、チラムネ読みましょうね!!

1巻で断念した方も、2巻以降が凄い(個人的には3巻以降が覚醒しててやばい)ので、ぜひ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はーい、いきます。

さてさて、ではね、初っ端から特典の話をしましょうか。

まずはコミカライズ版の特典のお話。

自分はメロンブックス様とゲーマーズ様で買ったんですよ。連動特典が欲しくて。そしたら、メロンブックス様ではブックカバーもついてきまして。

まずここでお話するのはメロンブックス様の特典のブックカバー&連動特典のクリアファイルのお話。

そしてね、更に混ざってくるのが2巻のゲーマーズ様の特典です。

(ちなみに、特典の方ですがきっと裕夢先生や岩浅さんを信じていればなんらかの形で出ることがあるかもなので、転売は買わないようにしましょうね)。

特典の内容をざっくりと、本当にざっくりとだけ話しますが、そのあたりは色々ご了承ください(読むのと、内容を聞くのでは天と地ほど違うよ、とだけ)。

 

2巻特典では、悠月に似せた健太を作るためにランジェリーショップに向かう、という一幕です。

そんな時に夕湖と朔は話しました。下着の好みの話です。

そこでね、まあ要するに朔は「みずいろとか紺とか青よりのグリーンとか」の系統が好きで柄や装飾は「清楚っぽい子がじつは派手め、派手っぽい子がじつは清楚」だといいって言ってるんですよ!

朔が夕湖にどんなイメージを持っているかはさておき、作品全体として端的に見るなら夕湖って派手目な子じゃないですか。

それでは、今回のブックカバー特典の方を見てみてください(多分、今もサイトには出てると思われます)。

さあ、夕湖の水着はどんな水着でしょうか。

水色で、装飾自体はそんなに派手じゃないでしょう?(女性の水着に詳しくないけど派手には見えないのでご容赦)

少なくとも、水色の下着を着ているのは確かなんですよ!!!!!!!!!

お分かりですかい、この感じ!

いやたまたまかも知れませんよ?

でも、この一致は尊いと思うんです。夕湖は朔の好みを覚えてて水着を選んでるのかなとか、思うじゃないですか。

ま、まああくまでこの水着はオフィシャルなものじゃなくて、某氏の夢の中設定ですが。

けど、すっごいいいなって思うわけでした。

ふぅ......これ、ブックカバーの画像が出た時から語りたかったんですよねぇ。

 

それでは次。

というか、今回語るのはここからが本番です。

語りたいのは、内田さんの話とか今後の展開とか逆にこれまでの展開とかの話。

展開予想、とかじゃないです。というか神のご意向など、予想できるはずがなかろうということですよ。

 

ここからは本当にフルスロットルで特典の話も入れます。

具体的には1巻発売後の夏に行われたメロンブックスノベル祭りのスペシャルアソロジーとか、そういうss読破前提での語りになります。

......いや、語りたいだけなんです。古参ぶってるわけじゃないですよ......あと、転売ヤーにはご注意を、とは再度。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、では早速。

メロンブックスノベル祭りのスペシャルアソロジー第1回はですね、それこそこれから話す優しい空の子との話です。

ぶっちゃけまだ手元に1巻がない頃に読むと、普通に朔が「なんやお前、まじイケメンじゃん」ってなるくらいで、後は普通に心休まるお話なんですが、その後の本編や特典たちを読んでいくと、色々妄想が捗るのです。

これはいずれ何らかの形で再度世に出た時にこの記事を読んでくださった方のときめきを奪うことになりたくないので言及は避けますが、アソロジーでのお話は言ってみれば雨の日の一幕です。

次に、2巻とらのあな様の特典。優空ちゃんのベレー帽イラストのやつですね。こちらの内容も、まあやっぱり詳しく言うのは避けたいんですが、雨が降ってるんですよ。

それを見るに、優空と雨ってもう、切っても切り離せないような関係があると思うんです。

でね、アソロジーの方に戻るんですが、そこで実は「優しい空」ってフレーズが、出てきてるんです。

改めて読み返して、ようやく見つけたのが4巻読了後の最近。我ながら読みが粗いとは思いますが、そこは置いておいて。

そこでの「優しい空」って、空そのもののことをさしているわけではありませんでした。あるものの、比喩として使われてるんです。雨の日には欠かせない、あれです。

ある意味、雨の日に「晴れ」をもたらしてくれる。それこそが「優しい空」なのか、単に晴れた空が「優しい空」なのかは定かではありませんが、なんかグッときません? さっきからぼやかした言い方が鬱陶しい、と思われてそうで土下座しまくりたいとこーですが。

 

話を変えましょうか。

次にお話するのは、結構最近のもの。3巻特典byアニメイト様です。

夕湖と優空のパジャマ姿がお目見えしてるところの話でございます。

ここで垣間見える事実とかもあって、それと既刊を読んでいくと、考察とかもできるんですがそれはおいておいて。

この2人、朔でも認めるくらいに唯一無二の親友って感じらしいんですけど、そこで気になるシーンが1箇所入っていました。

そこを読むに、優空から「好きな人の話」をしたことってないっぽいんですよ。

で、この時から実は僕の中では

「優空って朔のこと好きなのか?」って疑念がちょっと湧いたりしたんですよ。

「恋愛的な意味でのラブを抱いてはおらず、友人的な意味でのライクが強いのでは?」と。あるいは何らかの理由があって、「好きでいる、ということになってる」みたいな。

でもどうも4巻を読むに、そのあたりの疑念は勘違いだと思うんです。

そうなると優空は朔のことが好きだって話になるんですが、こうなってくると現状、やっぱり優空だけが異質なのです。

これは表紙ヒロインが誰、という周期からしても「次は優空」という話をしているわけなんですが、考えてみれば、これまでの表紙ヒロインの順番には必然性がありました。

2巻、既に1巻で張られていた伏線はもちろん、読者たちに、そして朔自身に“恋”について考えさせるべきだった。そうしなくては、青春ラブコメの「ラブ」が端から成り立たないから。

3巻、時期的にも明日姉の進路の話をしなくてはなりません。更に言えば、2巻で語られた初恋や明日姉との決別、幻想や期待といった点に関してクッションを敷かねばなりませんでした。何しろ、そこができなければ、やはり「ラブ」が成り立たないですし、明日姉に引っ張られすぎてしまいます。

4巻、1巻つきにひと月が進むという流れであれば7月にあたる4巻で野球のことは蹴りをつけなければなりません。さもなくば彼は前に進むことが出来ず、青春ラブコメどころではない。そこで、これまで野球ないしスポーツというところで繋がってきた陽の登場です。さらに言えば、3巻において明日姉との間に形成された空気感を、形作られ始めている恋に似た何かに対し、強烈な誰かが「こっち向けよ」とばかりに朔の背中を蹴り飛ばさなきゃなわけでした。何しろ、このままじゃ明日姉という明らかに「初恋の相手」で「憧れの先輩」でしかもほぼ朔が「好き」って言っちゃってる存在の前で、青春ラブコメはど真ん中から少しズレてしまいます。

あくまで僕の感想ですが、こんな風に必然性があったように思うんです。

では、5巻はどうか。

恙無い「ハーレムストーリー」として見た時、このままヒロインレースのよーいドンがなされるのでしょうか?

ぶっちゃけそれもあり得るとは思うんですが、あえて言えば、というところで言いますね。

あえて言うと、全ヒロインの中で優空だけが恋心を誰かに見せてないんです。もちろん誰かが察して「好きなんだろうな」とはなっているでしょう。

でも夕湖は初っ端からそうであるように、悠月が2巻以降(ドラマCDなどもですが)朔への好意が確実に夕湖たちの知るところとなっているように、明日姉が朔をデートに誘う前に宣戦布告じみたことを言っているみたいに、陽が悠月に......(特典の内容なので言及は回避)

で、個人的にはそれはそれでありな気もするんですけど、あえて言うなら、そこではっきり優空がヒロインレースのスタートラインに立たない限り、ラブコメは始まらないだろうし、そういう意味では周回的な意味でなくとも優空が次なのかなぁ、と思ったり。

 

でね、そんな優空の話で思ったことなんですけど。

これすっごい思うんですが、優空って包容力が半端ないんです。で、朔の日常にいる。月や太陽は夜もしくは昼には見えない(実際には昼に持つ気が見えたりするけど)し、「明日の風」は明日にある(先輩で、朔の先に行くってニュアンスもあるかな)。夕日の湖なんて、それこそそういうスポットじゃないとみられないトクベツな気もします。

そんな中、空だけはいつでもそこにいる。

たとえ朔が新月だろうと満月だろうと太陽だろうと、傍にいるんです。

で、だからこそすごく近くもない。1巻で、唯一彼女だけが朔にメールを送ってないですからね。

そんな彼女と朔の関係に3巻4巻で魅了されて、すっかり朔×優推しになったとこーでした。

 

 

こんなところでしょうか。

また追記という形で考察じみたことも書くかもしれませんが、書きたいことはひとまず書けたかな、と。

時間も出来ますし、4巻を読み直せますからね。

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『リア王!1』感想

こんにちは、とこーです。

近況とか話すと、まあ「テストやべぇ」「受験やべぇ」という悲惨なものになるのでもうそこには触れずに、本題に入っていきたいと思います。

今回は、実は前から気になっていた作品「リア王!」(シェイクスピアのじゃないよ)の感想を書いていきます。

リア王! (HJ文庫)

リア王! (HJ文庫)

  • 作者:若桜拓海
  • 発売日: 2012/09/29
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は2012年に刊行された作品です。もう8年前、ということになりますね。

そんな作品ですが、僕がラノベにハマり始めた頃(数年前)、HJ文庫さんの刊行作品を漁っていたところで発見したんです。が、これまで読めていなかった。

というのもですね、全体のストーリーがものすごく読めないんです。

 

あらすじをすっごく簡単に言うと「自分が王になると信じてやまない主人公(ヤベェ奴)がリア充度の低さに驚愕し、リア充など超越したリア王(ヤベェ奴)を目指す」というお話。

曰く、友達じゃなくて下僕を作るらしいんですが、読んでても「は?」となっていたので、手を出す勇気がなかったというわけ。

 

でも読んでみたら、超楽しめましたよ!

全体的には、かなりコメディの色の強いラブコメという感じ。

圧倒的にヤバい主人公と、それに巻き込まれる美少女二人が繰り広げるストーリーなのですが、何気にサラッと主人公がかっこいいしハイスペックなのがずるい。

割と、主人公の言葉は胸に来るものも多かったので引用。

世界は壊せるし、現実は変えられるし、理想は叶えるためにあるものだ。

リア王!/P55.L45

これを、ガチで自分が王になると信じてやまない主人公が言うから、ずるい。それまでのコメディなノリはどこに行ったってくらいに真摯な言葉で、ちょっと惹き込まれましたよ。

 

そして、主人公の行動。

ヒロイン二人への行動はもちろん、テストに関するアレコレとかその辺りはちょっと、思わず唸るかっこよさでした。

何気に、王らしさはあるんですよね。いやぁ、もう本当に全体的に馬鹿なくせにかっこいいしハイスペックなところがあるからずるい。

この「ずるい」に溢れた作品だった、と言いましょう。

 

全体的に、主人公の一人称で語られるので非常にウザイことこの上ないのです。それこそ某チラムネが初期の頃に言われていた、数倍は軽くイラッとします。

でも、主人公至上主義の僕からすると、これがなかなかに心地いい。何より、青春ラブコメと王っていうのを掛け合わせる発想がいいと思いました。

 

調べたところ、この作品は2巻まで出てるみたいです。

残念ながら打ち切りと言うやつなのでしょうか......時代的に俺ガイルとかが流行ってた気がしますし、ちょっと受け入れられなかったのかな、と邪推。

 

でもでも、すっごい好きな作品でしたよ!

可愛くてかっこいい主人公こそ至高だと思う僕からしても、この主人公はそれに当てはまりました。

もちろん可愛いってキュートって意味では無いですよ? 無邪気さとか、そういうところです。

 

それでは今回はここまで。

読んでくださってありがとこーざいました!

「常勝魔のやりなおし~俺はまだ一割も本気を出してないんだが~」感想

こんにちは、とこーです。

本日はHJ文庫公式レビュアープログラム、10月発売の新作「常勝魔王のやり直し」の感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレも程々にいきます。

ストーリーとしては、小説家になろうによくあるざまぁ俺TUEEEもの、と言った感じです。そこはもう、タイトルからも分かりますよね。

魔王だった主人公ジークは、勇者に勝てないことを察し、未来で再度生きるために自らを封印します。で、その封印された剣に触れて封印を解いた未来の、冴えない冒険者と融合して......という感じなわけです。

 

圧倒的な俺TUEEEなわけですが、この作品ではそんな彼の俺TUEEE度合いをヒロインの1人(魔王時代の配下)が、全力で解説します。実況、と言ってもいいですね。これが実にコメディチックで、ケラケラ笑えます。

俺TUEEEは上手く出来ないと陳腐なものになりそうですが、この作品ではあえて、その陳腐さをコメディに振ることで面白くしているように思いました。

 

その一方で、読んでいて思ったのは「ここまでやっていいん?」ということです。

それほどまでに、R18に近い描写が多かった。まさかこんな風にくるとは思わなかったので、ちょっとビビりましたよ。まあ、それが嫌かと言えばまた別な話ですが。

そういうのが苦手な方は注意、ということですね。

 

また、この作品は主人公も魅力的です。某魔王学院の魔王と比べると......となりますが、俺TUEEEなテンプレ作品という中では、なかなかにいいほうだと思います。

何より、魔王な頃の主人公と現世で人間だった頃の主人公の意識が混ざり合うことで、「え、何こいつツンデレ?」ってなるんですよ。そんな主人公の優しさをピンポイントで言う、ヒロイン②とのやり取りもなかなかにいい。

 

戦闘面で主人公を褒め称えるヒロインと、精神面で主人公を称賛するヒロイン。

別々のヒロインによる「主人公褒め褒め作品」だなぁ、というのが僕の感想でした。

 

 

......こんなところでいかがでしょうか。

面白かったけど、エロとか苦手な方は注意、という感じですね。

発売自体は明日のようですので、ぜひ、購入を検討してみてください。

 

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『千歳くんはラムネ瓶のなか4』感想

こんにちは、とこーです! 

もう、言うまでもないですよね!?

今日9/18は、チラムネ4巻の発売日!!!!!!

当然、感想を書きますよ!

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Kindle
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

えーまず、一言。

最高かよ!!!!!

と言いたい。

もうね、これまでの伏線が回収されるのももちろんなんですが、とにかく全般ストーリーがエモい。これ、好きじゃないやついるん? ってくらいど真ん中ストレートな熱さがあって、ズルすぎる。

全体的な題材としてはあらすじにもある通り、朔と陽の話なわけですよ。で、野球とバスケでそれぞれに葛藤する、という。

もうね、それが全般熱い。

スポーツとか全くやったことが無いですけど、それでも無茶苦茶胸が揺さぶられましたよ。でもって、朔のことも陽のことも大好きになるストーリーでした。

 

書きすぎるには読みが浅くて、もう何度も何度も読み返してから改めて感想を書きたいと思います。

でも、その中で僕が無茶苦茶好きな部分があるので、そこは語る!!

 

思わず唸ったのは、1巻の勝負の結果。

あれ、普通、朔が勝って陽回の時にかっこよく伏線回収って感じじゃないですか。なのに、陽が勝った......と思わせて、実は引き分けのパターン!!

この凄さに、思わず唸る!!

 

次はあれです、亜十夢くんです!!!!

亜十夢くんと野球をやってさ! 

しかも、夕湖とか優空とかそういうチーム千歳のメンツがいる中になずなもいて!

なずな含めて「いまの仲間たち」って言ってるんですよ!!!!

でもって、その少しあとに亜十夢くんが野球を辞めた理由とかまで話してさ!!

エモいじゃないですか!

このシーンが好きじゃないやつとか、いる!?

今後、亜夢十くんたちとどう関わっていくのかは分かりません。でも、でもね?   もうこれ、仲良くなってくれよって思うんですよ。

何より、亜十夢くんと朔のやり合いは、くそ好きでした。

 

そして、実際の野球&バスケの試合。

野球もバスケも詳しくないんですけど、もう熱が伝わってきます。頭がクラクラするくらいの熱量に何度泣いたことか。

陽の朔との出会いからこれまでのことの回想、 そして朔が見事に撃ち抜くというあのシーン。

何なんでしょうね、可愛いとかかっこいいとかキュンキュンするとか、そういうところを吹っ飛ばして好きになるんですよ。陽のことめ、朔のことも。

もう、何度も何度も読んで沼りたいです。

 

 

コホン、あえてここで熱を下げ。

冷静に見てみると、今回は今回でなかなかに伏線が顔を出しているんです。

メインとなるのは序盤、優空との会話でしょうか。

──と、思っていたよ。

考えてみりゃ優空は順番的には5巻表紙になりそうですしね? これまでの表紙ヒロインの面々も前巻で伏線はられていたことを考えれば、優空が来ておかしくないよ?

そう思ってたら、なずなと夕湖との会話ですよ。

優空が陽に言ったことと、全く同じことを言う夕湖ですよ?

これ、絶対に何かあるでしょ......。

読者の目線からすればまだヒロイン全員のエピソードは描かれていませんが、考えてみれば優空と夕湖は、既に何かあった後だと思われるわけで。

そうなると、ある意味、5人のヒロイン全員が揃ったわけです。

で、朔の夏も終わって、始まる。

そういう意味で言うと、今回は本当に夏を始めるための物語でした。

今後一体どうなるのか、ワクワクしながら待ちたいものです。

 

 

それでは今回はここまで。

明日からは本格的に勉強っすわ......

でも、チラムネ4巻を読んだら凄い元気が出ました。

努力できるのも天才って言葉を、この作品みたいに使った作品ってあるんですかね。

もうなんか、そことかむっちゃ刺さりましたもん。

だから、頑張りたいなぁと。

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『カノジョの妹とキスをした。2』感想

こんにちは、とこーです。

本日はいもキス2巻の感想を書いていきますよ。

カノジョの妹とキスをした。2 (GA文庫)

カノジョの妹とキスをした。2 (GA文庫)

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

不純愛ラブコメとして、明確に「キスをした。」ことで開幕した前回を経ての、第2巻。

正直、読んでて「あー、舐めてましたわ」と言いたくなるくらいに無茶苦茶に甘くてえぐい毒が染み込んでいるストーリーとなりました。

というかこれ、昼ドラとかガチの愛憎的な文学をラノベ化してるんじゃねって感じ。

 

何よりえぐいのは、彼女である晴香との関係の変化だと思ってます。

時雨とキスをしてしまった時点で毒を飲んでしまっている主人公は、晴香との再度のキスを望んでかなり焦ります。

でも、そんなことをすればこれまでスローペースだった関係は乱れていくわけで。

まあそれでも、海に行くことである程度はいい雰囲気になりました。

言ってみれば「ちょっと問題が起こったけどイベントでなんかいい感じになる」パターンですね。

実際、2人の関係はいい感じでしたし、キスも再度できたんです。

ここで、毒は取り除かれ、しかも2人はより仲良くなり、時雨はかませ犬的な役になっちゃうのかな......とか思っていた自分をわらってやりたい。

まさか、あの展開から拒絶に入るとかあります?

落差が、やばい。

 

ただ、キャラ双方の気持ちも分からなくはないんですよね。

晴香のように、そういうことを嫌がる人だっているに決まってますし。主人公だって、本気でやばいことをするつもりじゃなかったのも、そうすると思われて怯えられた時の苦しさも分かります。だからこそ、より染みるし、時雨の存在が輝くんですよね。

 

もうそこからは、時雨最強。

晴香に嫌われまいとするあまり、主人公はどんどん狂っていく。そして狂った果てに、時雨との時間を選んじゃうわけですよ。

「何、まるで純愛甘々ラブコメみたいなフリしてるんです?」 って思うレベルですし、どんどん時雨の魅力が増していくんですよね......。

言ってみれば、主人公にとって都合が女とも言える訳で。

それでも、ただ甘えるだけというのは許さない主人公だからこそ、その都合の良さが最高にマッチしてるんですよ。

そしてその結果、読んでて時雨を大好きになっていくという。

不純愛ですし堕落に堕落を重ねるわけですけど、不純愛も堕落も、そこに良心が介在しなきゃただの身勝手なんですよ。

でも、この作品はそこがなけなしでもハッキリあるからやばい。

 

 

いや、うん。本当にやばい今作なのですが、次回からはもっとやばくなる気がするんですよ。

もう、不純愛と言うことすら生ぬるいのでは......?

次が楽しみでしょうがない一方、超怖いです。

 

それではここまでです。

乱文になったのは頭が疲れているからなのでご容赦を。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる15』

テスト準備がとうとう始まってしまった、どうもとこーです。

最推し作品であるところのチラムネ新刊までもうすぐなわけですが、本日は15巻の表紙に魅了されて一気買いした俺修羅の、15巻の感想を書いていきます!

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 15 (GA文庫)

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 15 (GA文庫)

  • 作者:裕時悠示
  • 発売日: 2020/09/11
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではいきます。

まず言いたいんですけど、表紙かっこよすぎん!?

帯含めて、このダークな感じが最高。これが青春ラブコメの表紙なんですよ? ほんと、それだけだ俺修羅全巻揃えましたからね。

そんな訳でカオ○の動向にすごく惹き付けられながら既刊を読破して迎えた、15巻。いきなり、クソダークでしたねぇ。

まだ本格的に災難が降り掛かってきているわけではないですが、明確にカオ○の毒がハーレムを蝕んでいくという......これ、今後どうなっちゃうん!?

というか、カオ○はカオ○で悪いどころかむっちゃ良い人なので、なんとか報われてほしいんですけど。

どうなるんだ、今後......。

 

と、そんな不穏な動きの一方で鋭太くんは推薦なわけなのですが。

自分も学校で推薦を狙ってしこしこ努力をしているだけに、刺さりますよ、マジで。それゆえに既刊を読んでいても本気でおうえんしていたのですが、今回で、まさかの展開でした。

そんな彼の必死な姿とか、そういうのが全部胸に来ました。そして、彼の想いをただ一人汲むことができた夏川とのシーンが本当に泣けます。

救命講習のとかも、報われて本当によかったなって感じます。何より、自分も資格持ってるので分かりますけど、講習受けるだけじゃあんな風にテキパキ行動できませんからね。それだけの心構えとか、精神的な強さがあるからこそできることなわけで。そういう意味で、本当に好きになりました。

 

なのに、この後また苦境が向かってくる感じなのでしょうか......カオ○や夏川父とかいるしね。カオ○の影響で、夏川父すらちょい悪役程度にしか見えないからすげぇ。というか、青春ラブコメでラスボスとか考えることになるとは思ってもいなかったんですが......。

 

さて、それでは今回はこれで終わりです。

俺修羅15巻、マジで表紙と帯が狂おしいほど好きなんですが、そのおかげで良作シリーズに出逢えたので本当に良かったです。

 

それでは読んでくださってありがとこーざいました!

『カノジョの妹とキスをした。』感想

こんにちは、とこーです。

先日、このラノの協力者に選んでいただけた事にかこつけて、これまで買ってなかったラブコメを買っては読んでいます。

本日は不純愛ラブコメということで話題になっていた『カノジョの妹とキスをした。』の感想を書いていきます。

カノジョの妹とキスをした。 (GA文庫)

カノジョの妹とキスをした。 (GA文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは行きます。

ストーリーは大雑把に言うと、『彼女の生き別れの妹が義妹になったよ』という感じ。もう、この時点で不純愛過ぎてやばいですよね。というか、タイトルの時点でアレですが。

ピュアピュア甘々な純愛ストーリーがある中で、この作品はそこに徹底的に水を差しに行くようなストーリーでございます。

 

そんなストーリーだからかなり重くて読んでると鬱々とするのかなぁと、思っていたんですが、まったくそんなことはなく。むしろ、スラスラ読める、非常に読みやすいストーリーでした。不純愛な点を除けば、ピュアピュア甘々な純愛ストーリーと、大差ない感じです。

そういう意味では、甘々なラブコメの流行りを見事に活かしている、という気がします。その流行りに単に乗っても勝ち抜いていけそうなのに、あえて毒を入れる。こういう作品があるからこそ、流行りやテンプレって映えるのではないでしょうか。

 

全体を通して思うのは、今後、主人公の内面がどう描かれていくのか、ということです。ちょいちょいかっこいい所は見せつつも、情けないというか普通にいじられ弱い部分もある。そんな彼がかっこいい所を見せてくれればくれるほど、この不純愛が毒を増す気がします。というか、普通にそれが性癖。

 

なんといっても、ラストシーンはやばかったですからね。『カノジョの妹とキスを』するというぴったり1巻のラストでタイトル回収するあたりがにくい。こんなの、続きが気になるに決まっているじゃないですか。2巻までの数日が待ち遠しい。

 

倫理観とかそういうのをグズグズに溶かしてしまうような作品でした。

それでは読んでくださってありがとこーざいました!